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脱力状態の1つの形である「抜力体」

脱力トレーニングしても結果が出ない理由

スポーツやダンス、武術、ボディワーク、施術などの分野では身体能力を高める為には『脱力』が重要だと考えられています。

自分自身、高校時代から「脱力」を追い求めてきました。

いくつかの身体系メソッドを学びながら「脱力」を追求してきたのですがなかなか身体能力を高める実感を持つことはできませんでした。

確かに身体感覚は変わるのです。

身体の力みが抜けて

『これはすごいことになった⁉︎』

と感じることは多々ありました。

但し、それがスポーツやダンス、武術に結びつかないのです。

時にはむしろ、身体感覚に反比例してパフォーマンス低下につながることもありました。

これは自分だけでなく脱力系のトレーニングを積んでいる人々に当てはまると思います。

この理由がやっとわかってきました。

その理由とは

『脱力とは1つではない』

ということです。

細分化すればするほどいくらでも数を増やすことができます。

「脱力」と同じ用語を使っても人それぞれ思い浮かべる「脱力」という状態は異なるので、例えば脱力系トレーニングが要求する「脱力」とは誤った解釈をしてしまうと全く結果が出ないということになります。

脱力の4つの状態

脱力は細分化すればいくらでも定義づけすることができるのですが、「ロルフィング®︎のたちばな」では4つの種類に現時点で分けています。
※実際には4つの支持軸を全てOFFにした「ゼロ軸」なども脱力の1つの状態だと考えられます。

①弛緩体
▶︎ハイパーボルトプラス(マッサージガン)を施した状態。擬似「ゼロ軸」状態。気功やエネルギー・ワークなど意識操作系が使えなくなる。「抜力体」の底上げをする。

②抜力体
▶︎一般的に「骨を使う」と言われる骨格構造を使える状態。筋肉のストレッチではなく骨格本来の動きにより可動域が広がる。肩甲骨を背中で立てる「立甲」もこの一つの形態。

③脱力体
▶︎「4つの支持軸理論」の原理原則である脱力方向の動きによって生じる身体の状態。各関節の固定力が低下して身体全体がグニャグニャになった状態。統合体の底上げをする。

④統合体
▶︎軸が通った状態であり、各関節がゆるみながらも固定力が高まりパフォーマンスが最大限発揮できる。日常生活やスポーツ、ダンスなどの競技でベースとするべき状態。合気が自然に使えるようになる。

この4つの脱力状態は、感覚的には「脱力」という表現が適切な状態ですがその質はかなり異なります。

②抜力体や④統合体はパフォーマンス向上に直結しますが、①弛緩体、③脱力体は論理的にパフォーマンスを低下させます。

①弛緩体、③脱力体をどんなに身につけても身体開発の土台にはなりますが、それだけではパフォーマンスは低下させます。

またよく脱力系トレーニングというと「力を抜いたから立っていられなくなるじゃないか‼︎」という批判が上がりますがこれは

「たるむ」
「腑抜けになる」

なるという状態であり、そもそも身体操作の分野では全く間違った脱力観です。これはおそらく何ものにも役には立ちません。

但し、最も初期に思いつきやすい脱力観でもあるので気をつける必要があります。

抜き動作トレーニング

「抜力体」は上記で触れたように、骨格構造が使えた状態になります。

「抜力体」を効率的に身につけるには、

⚫︎ハイパーボルトプラス(マッサージガン)
⚫︎抜き動作トレーニング

の組み合わせが有効です。

抜き動作トレーニングは様々な種類がすでに開発されています。

⚫︎鎖骨の抜き
⚫︎肩甲骨の抜き
⚫︎股関節の抜き
⚫︎仙腸関節の抜き
⚫︎肋骨の抜き
⚫︎肘の抜き
⚫︎膝の抜き
⚫︎前腕の抜き
⚫︎下腿の抜き

などです。

これからもその部位は増えてくるでしょう。

肩関節の抜きポジション

これまでWSでも数回テーマにした「肩関節の抜きポジション」は、

⚫︎鎖骨の抜き
⚫︎肩甲骨の抜き

が関係しています。

WSでは肩関節の抜きポジションの表を主にテーマにしましたが中々、肩を抜くポジションにすることは難しいようでした。

自分の身体なのに思ったように鎖骨や肩甲骨を抜くことができないのです。

自分自身、肩関節の抜きポジションについて数年間かけて発見し、身につけたものですのでそれなりの難易度になります。

WSでは受講者の方々が四苦八苦されていたのを覚えています。だからこそ、パフォーマンス向上と大きく関係しているということでもあります。

ただ、難易度が高いということで現在では以前WSでご紹介したワークから更にアップデートしたものとなっています。

但し、それでも全く鎖骨や肩甲骨が動かない方に対してはそれなりの時間を抜き動作トレーニングに投資してもらう必要がありました。

抜き動作トレーニングのみでは時間がかかるということです。

それが、「ハイパーボルトプラス」を「抜き動作トレーニング」に組み合わせることによって、たった1時間のセッションで「肩関節の抜きポジション」が身につけることができるようになりました。

ハイパーボルトプラスだけでもダメ

▲ハイパーボルトプラス

ハイパーボルトプラス(マッサージガン)のみでは「肩関節の抜きポジション」を身につけることはできまん。

あくまでも「抜き動作トレーニング」を核として、ハイパーボルトプラスを補助的に使うわけです。

ハイパーボルトプラスを身体に施すことにより「弛緩体」になります。

その「弛緩体」の状態で「抜き動作トレーニング」を行うことで、無駄な力みが無い状態で骨格本来の動きを行うことができるので、効率的に骨を使えるようになります。

動作トレーニング全般に言えますが、どうしてもこれまでの癖や力みによって動かしやすい身体の部位を動かす傾向があります。但し、それだとどうしても求める骨格構造に適した動きをすることが難しいので、効果を出す為に多くの時間が必要となります。

ハイパーボルトプラスを使うことによってこの癖や力みの問題を解決することができます。

ハイパーボルトプラスを効果的に使う

ハイパーボルトプラスを使えば必ずこのような効果が出るかというとそうではありません。

身体には身体の力みを解放しやすい部位(リリース・ポイント)が存在します。

通常ハイパーボルトプラスを施した部位のみに効果を発揮すると考えられていますが、リリース・ポイントに施すことによってその部位と関係の強い遠く離れた身体の部位にまで身体をゆるませる効果を波及させることが可能になります。

抜力体・体験セッション

2020年12月末まで、半額で「抜力体・セッション」を提供しています。

詳細は▼リンク先をご確認ください。

セッションを行うと非常に効果が高いことが実感されます。

抜力体・体験セッションでは「鎖骨の抜き」をテーマにしますが、鎖骨から肋骨、首までがこれだけで整ってしまうのです。

その結果、肩が大きく広がり姿勢の印象がまるで変わってしまうのです。

また、肩の抜きに関係する「肩関節の抜きポジション」もあっけなくできるようになります。

見様見真似で「肩関節の抜きポジション」を行ってもらうと当たり前のように「ボコっ」と肩が抜けるのです。

こういったことはWSでは中々見られない光景です。

「肩関節の抜きポジション」については見た目だけできても意味がないので、本当の意味でできているのかを確認する方法として▼のような対人ワークで確認することがよくあります。

「肩関節の抜きポジション」が見事にできていたので試しに行ってみたのですが、見事力感なく真下に崩されてしまいました。

ちなみにクライアントさんは女性の方ですが、力感が全くなくなるので抵抗できなくなるので崩されてしまうのです。

ちなみに▲の動画主は筋肉要素が強く出ています。「鎖骨の抜き」ができると、これほど力む必要はなくなります。

そこそこ難しいワークなのですが、初めて行ってできてしまったので「ぽか〜ん」とされていました😁

終わりに

抜力体・体験セッションは、

⚫︎2020年12月末までの期間
⚫︎限定20枠

でさせていただいていますが、受講回数の制限はありません。

「抜き動作トレーニング」と「ハイパーボルトプラス」の組み合わせが効果的だとしてもやはり、身体の定着させるにはおそらく数回のセッションが必要になります。

なので体験セッションも複数回受けていただきたいと思います。

抜力体・セッションが本メニュー化した場合には「鎖骨の抜き」以外のテーマも順次実施していく予定です。

現時点では、

①鎖骨の抜き
②肩甲骨の抜き
③股関節の抜き①
④股関節の抜き②
⑤仙腸関節の抜き
⑥肋骨の抜き

といった順番です。各テーマは2〜3回程度受けていただくようになると思います。

骨格構造を使えるようにする「抜力体」を身につけるにはこのセッション・スタイルが最短距離だと考えています。

ずっと抜き動作トレーニングを積み重ねてきた自分ですが、「ハイパーボルトプラス」と「抜き動作トレーニング」を組み合わせてみたら明らかに一皮、二皮剥けた感じで激変してしまいました😅

なので料金が半額のこの機会に「鎖骨の抜き」を受けておくと経済的かと思われます。

どうぞよろしくお願いします😁

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