ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

施術が楽しくてしょうがなかったです。

はじめに

2019.4.14(日)に軸トレーニングWS「基礎3点セット」を開催しました。

このWSは、個人的に身体操作(素の身体の使い方)を改善するに当たって必須と考えている「肩関節の抜きポジション」「股関節の抜きポジション」「頭部リンク」を1つの講座でご紹介するというものです。

これまでも「肩関節の抜きポジション」「股関節の抜きポジション」をテーマとしたWSを開催してきましたが「知ること」と「できること」は全く異なることです。1度のWSで手順や形を「知る」ことはできても「できる」ようになるには時間がかかります。また、習った手順は直ぐに忘れてしまいがちです。

その為、複数回割引を適用し確実に「基礎3点」を身につけていただこうという実験的な試みで開催しました。

基礎3点

肩関節の抜きポジション(略称:肩抜き)
肩周辺の筋肉がゆるむ肩甲骨・鎖骨・上腕骨の位置。もしくは筋肉がゆるみ体幹と腕が繋がった状態のこと。

股関節の抜きポジション(略称:股関節抜き)
股関節周辺の筋肉がゆるむ骨盤・大腿骨の位置。もしくは筋肉がゆるみ体幹と脚が繋がった状態のこと。

頭部リンク
頭部と体幹がつながった状態。

肩、股関節、首は身体のつながりが途切れやすい部位(リンク・ポイント)であり、動作トレーニングでつなげることにより身体の使い方が向上します。

単に身体をゆるめて脱力状態を深めたとしても、これらのポイントで繋がりが途切れていると実際のスポーツやダンス、武道などのパフォーマンスには活かすことができません。

内容

主な実施内容です。

⚫︎肩関節の抜きポジション
・基礎ワーク
・肩抜きストレッチ
・鎖骨主導体幹操作トレーニング①
・鎖骨主導体幹操作トレーニング②

⚫︎股関節の抜きポジション
・基礎ワーク
・大腿骨主導体幹操作トレーニング

⚫︎頭部リンク
・基礎ワーク
・抵抗軸ウォーキング

肘の位置が修正されていた

肩関節の抜きポジションをテーマとしたWSは過去2回開催しているので全て受けられている方は今回で3回目になります。

過去2回で判明したことは「肩関節の抜きポジション」の基礎ポジションの位置に身体を置くことが難しいということでした。

↓は緑の天才さんと勝手に呼ばせていただいているばってん少女隊の希山愛さんの画像です。この緑色の丸で囲っているポジションが「肩関節の抜きポジション」の基礎ポジションです。

上腕骨が内旋して上腕骨の肩に近い部位が前方に少し引き出されたポジションです。このポジションができると肩の筋肉(僧帽筋)が自然に伸び、腕が矢印の方向に伸びながら腕を使うことができます。

この時の注意点が肘は身体の真横より少し前に位置するということです。何気ないポジションなのですが身につける段階では1つの壁となります。

過去2回の多くの参加者の方々が真横より少し前に肘を置くことができませんでした(これは想定外でした)。どうしても肘が後ろに行ってしまうのです。「肩関節の抜きポジション」をしようとした際に、意図的に肩を前方に引き出すということを強調し過ぎてしまった為だと推定されました。

3回目の今回はこの点を最低限身につけてもらえるように内容をアレンジして臨みましたが、はじめての方も含めて全参加者が適切に「肩関節の抜きポジション」ができていました。

過去2回受講された方で肘がどうしても後ろに行ってしまっていた方ができるようになっていたので、内容をアレンジしたことも影響しているかもしれませんがこれはご家庭でトレーニングをされたことが伺えて個人的に感動しました。

継続するとやはり身体は変わります。

末端主導体幹操作系トレーニング

新しい試みとしては末端主導体幹操作系のトレーニングを導入してみました。

末端主導体幹操作系トレーニングとは、手足の末端を起点として結果的に体幹をコントロールするというものです。

今回は「鎖骨」と「大腿骨」のトレーニングをご紹介しました。大腿骨はロルフィング®︎個人セッションで軽く伝えたことがありますが「鎖骨」は初めての公開です。

実施した内容は、鎖骨の動きで胸椎(胸の高さの背骨)を結果的に動かす鎖骨主導体幹操作のトレーニングと、大腿骨の動きで骨盤を結果的に動かす大腿骨主導体幹操作のトレーニングです。

基本の「肩関節の抜きポジション」「股関節の抜きポジション」ができるとこれらのトレーニングが活きてきます。

上手くできると鎖骨&肩甲骨、大腿骨が自由に使えるようになります。トレーニングした後身体を確認してもらった時に「おおお!!!」という歓声が上がっていたので皆さんトレーニングの効果を実感されたようでした。

末端主導体幹操作系の動きができると予備動作が無くなるので動きが早く、キレイになります。デメリットとしてはこの種の動作ができない人には理解されないことです(^_^;)

洗練させていくにしたがって体幹が静かに一見動いていないように見えます。実際には体幹は末端部(手足)に引きづられるように動いているのですがそれが見えないのです。

体幹主導末端操作の場合は体幹がわかりやすく動いているのが誰の目から見てもわかるので、トレーニングのテーマとして認識できます。

ですが、末端主導体幹操作は気づかないのでトレーニングのテーマとして認識できないのです。そうなるとこの種の動き・技術は歴史から消えていく傾向があります。

末端主導体幹操作は日本の伝統的な身体使いなのですが、現在の合気道や空手、剣術などを見るとなかなか身につけることに難儀していますが、それはこの末端主導体幹操作という視点が抜けているからです。

施術が楽しくてしかたなかった。

基礎3点セットをはじめて受講していただいた方(理学療法士)から後日、感想をいただいました。

「肩関節の抜きポジション」で肩の筋肉(僧帽筋)がすごく伸びて、施術が楽しくてしかたなかったです。

とのことです。WS後の現場で身体の使い方による施術の変化を楽しめたようです。

そういえば、頭部を牽引して軸を通す手法である「頭部リンク・テクニック」に関してもWS内で感動していただいていました。

僕の悪い癖で、自分の中ではすでに必須になっていることなので「何をそんなに驚いているのだろう??」と不思議に思ってしまうのですがそういえば開発した当初は僕も感動していましたね(苦笑)。

まとめ

「肩の力みの解消」や「股関節の明確化」「軸の形成」などを身につける方法を20年ほど模索してきましたが、身につけ方がわかると思っている以上に短期間に身につけることができて切なくなります。

身体の使い方を洗練させるには熟成させる期間は必要ですが、基本を身につけるには年単位は必要ありません。毎日トレーニングを少しでも継続して行うなら1ヶ月もかからずに身につくからです。体感するだけならその場や数日です。

大学時代に「基礎3点セット」を知っていたらと思うと切なくなるのです。

基礎3点セットの内容を継続してトレーニングされている方は明確に身体に変わっています。

今後「基礎3点セット」の内容のWSを開催していくかはまだ未定ですが、ロルフィング®︎10シリーズの中でご紹介しています。

ちなみに、ロルフィング®︎10シリーズの中では一気に3つ伝えることはしていません。各テーマと身体の進捗具合を見てご紹介していきます。