ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

「姿勢や動作を見る眼」ボディリーディング能力を養う為に

現在、「4つの支持軸理論」を元にしてロルフィング®︎や軸トレーニングを提供しています。

ロルフィング®︎では「身体を見る眼」を養うことも重要視されています。

「身体を見る眼」についてロルフィング®︎では、

【ボディ・リーディング:Body Reading(身体を読む)】

と呼んでいます。

具体的には、姿勢や運動構造を分析する行為やその能力を指します。この能力を育つと身体の問題点が見えるようになり、ロルフィング®︎などの施術や動作改善の指導で非常に役立ちます。

主観的、直感的という批判もありますが、高度なパフォーマンスを習得・指導する場合には必須の能力です。この能力がないと何故トップアスリートが高度なパフォーマンスを発揮できるのかを見抜くことができずに、トップアスリートを育てる際に再現性が担保されません。

厳密なバイオメカニクスなどと矛盾しないのでこれらを組み合わせることが重要になります。

ロルフィング®︎を身につけるトレーニングではこのボディ・リーディングの講義に数日費やしたりします。

ボディ・リーディング自体は数日で身につくことはないのですが、このように重要度を刷り込むことにより、その後のロルフィング®︎の経験を積むにつれて身体や動作を見る眼が養われるのにつながります。

これまでロルフィング®︎以外の施術テクニックや身体操作系のメソッドを学んできましたが概念として「ボディ・リーディング」の重要性は謳っていても、ここまで時間を費やして重要性を認識させるところはありませんでした。

そして、このボディ・リーディングの能力についてですが「4つの支持軸」の特徴がわかるにつれて更に向上してきたのを実感しています

ボディ・リーディングに「4つの支持軸」の特徴を組み合わせるメリットの具体例を説明したいと思います。

腕で身体に引きつける動作が日本人の軸感覚である「内側軸(1軸)」と白人の軸感覚である「中間内軸(2軸)」では真逆になります

▼の画像のように引きつける動作の場合、内側軸(1軸)では身体を丸めるようにすることで広背筋などの背中側の筋肉の筋出力が高まります。中間内軸(2軸)では逆に背中を反らせることによって筋出力た高まるのです。これは脳神経系の運動プログラムによるものと思われます。

この2つの支持軸の特徴は日本人(「内側軸(1軸)」)の文化で発展した柔術に明確に現れており、西洋(「中間内軸(2軸)」)の文化で発展したレスリングに明確に現れています。

この2つの支持軸が適切に働く動作を比較すると背中を「丸める」と「反らす」なので真逆になります。でも支持軸の特徴に合った動作ができるならばどちらも正解なのです。

これが「支持軸」の視点を持たずにフォーム(形)だけで動作を見てしまうと問題が発生するのです。

適切にできていても間違いだと指導者に指摘され修正されてしまう危険性がでてきます。修正して上手くいけばよいのですが支持軸自体がそのままで具体的な身体の使い方だけ修正されてしまうとそれ修正後の方がパフォーマンスが圧倒的に低下することになります。

そして実際にこのフォーム修正主義というのは日本のスポーツ界ではメジャーなものとなっており、日本人がスポーツやダンスが苦手な原因となっています。

現在では少し状況は変わってきているようですが一昔前の野球界ではメジャー式のバッティングをしていたらほぼ100%打てようが打てまいが指導者に修正されるのが普通でした。

指導自体が選手の為ではなく指導者のエゴを目的としていた、という思考的問題もそこには含まれていますが、、、。

▼に2つの支持軸についてまとめました。

①内側軸(1軸):日本人の軸感覚
・腕で引きつける動作の際に背中を丸めることによって広背筋の筋出力が高まる
・手先の操作と体幹がつながりやすい
→筋力をできるだけ使わない(努力感の無い)方向性の技術体系になりやすい
→柔術的(合気道含む)な技術体系になりやすい
→筋肉量や筋力を高める発想は少なくなる

②中間外軸(2軸):白人、多くのアジア人の軸感覚
・腕で引きつける動作の際に背中を反らすことによって広背筋の筋出力が高まる
・筋力発揮しやすい
→筋力を有効に使う技術体系になりやすい
→レスリングのような技術体系になりやすい
→筋肉量や筋力を高める発想につながる

ボディ・リーディングの能力を高める(つまり、身体の能力開発につなげる)為には、フォーム修正主義からは脱却する必要があります。

上記でロルフィング®︎を身につけるトレーニングではボディ・リーディングに力を入れているということをご紹介しましたが、ロルフィング®︎でも残念ながらフォーム修正主義の観点で講義はされていました。

ロルフィング®︎はアメリカのボルダーでアイダ・ロルフによって開発された
ボディワーク(整体)になります。

その為、技術体系自体が白人の身体(「中間内軸(2軸)」)を元に構成されている
ので日本人(「内側軸(1軸)」)に適用させるには多少のアレンジが必要になります。

ロルフィング®︎のトレーニング中でも「これはちょっと違うのではないか?」と
感じる内容がありましたが「4つの支持軸理論」で分析すると、それは白人の
身体の特徴には適切なものであり、支持軸の異なる日本人には適切でなかった
ということが明確になりました。

より身体を整える、競技パフォーマンスを向上させることを目指すならば、具体的な施術やエクササイズなどの各論的な手法に加えて、ボディ・リーディングという戦略の核となるクライアントの身体の情報を入手する手段に「4つの支持軸」の脳神経系の運動プログラムを考慮することが非常に重要ということです。

ボディ・リーディングの能力が高まると困ることは情報共有が難しくなるということです。

ある意味で一般の人には見えない(認識できない)ものが見えて来るので、それを指摘しても見えない人には納得してもらえないという問題が発生します(^^;;

信じる・信じないということになり、現時点では言葉のみでは納得させることはほぼ不可能です。

これはあらゆる専門職の方が抱える問題だと思います。
専門分野ゆえに一般の人は初見で理解できるものではない。

それでも、市民権のある専門分野ならば説明がしやすいですが、
ロルフィング®︎や軸トレーニングのような市民権の無い分野だと
その難易度は飛躍的に高まりますね。

ですが、セッションやWSなどで直接指導させていただくと皆さん納得してもらえます。

特に高度なボディ・リーディング能力を養う為にはまず自身の身体で体験することは必須だと個人的に思います。

以前もご紹介した▼の動画を見て下さい。

ボディ・リーディング能力が高まると、この黒人の先生と日本人?の生徒の根本的な動作の違いが明確に認識できるようになります。

これを技術的、フォーム的な視点だけで見るとどれだけ時間と労力を費やしてもこの種のプレイを身につけることは論理的に不可能です。運動構造が完全に別物だからです。

このように論理的に指摘できること(物事の性質上主観性は強いのですが)は上達する為に非常に重要ですね。

実際に先日、軸トレーニング・セッションを受けに地方から来ていただいたクライアントさんに「外側軸(4軸)」の基本のトレーニングを実施して「外側軸(4軸)」を体感していただいた状態でこの動画を見ていただきましたが、初見でその違いが明確に理解していだけました😁

自身の身体が変わるとボディ・リーディング能力は確実に向上します。

※上記の動画の解説にご興味ある方は▼のリンク先記事をご確認下さい。

僕のボディ・リーディング能力については以前骨膜リリースセミナーを受講されたロルフィング®︎と同種の施術を提供されている専門家の方からも驚いていただいています。

今ではその頃よりも確実に能力は高まっています‼︎

タイトルとURLをコピーしました