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「4つの支持軸理論」の学び方

はじめに

「4つの支持軸理論」に関心を持ってもらえることが多くなってきました。

何から学んだら良いのかという質問も増えています。

ここでは「4つの支持軸理論」の学び方について説明したいと思います。

脳神経系のシステム

「4つの支持軸理論」の大前提となるのは「脳神経系のシステム」によるということです。

軸や脱力などの身体操作面から、筋力発揮、精神面などを説明できるのは単なるテクニックではなく、このような「脳神経系のシステム」が人間には本来備わっており、そのシステムを顕在化させることで様々な分野に活かすことができます。

どうやら人間には何故かわかりませんが4つのシステムが存在するようです。

この4つのシステムを「支持軸」と呼んでいます。

このシステムには動作や筋力発揮の仕方などの相性が明確にあります。

その為、そのシステムと相性の良い動作を行うとそれまでどんなに練習してもできなかった動きがあっけなくできてしまうということが起こります。

また、システムと相性の悪い動作を行う場合にはどんなに練習や労力をかけたとしても身につけることはできません。

元々存在する「脳神経系のシステム」をONにして活用するのが「4つの支持軸理論」になり、そのトレーニング方法が「軸トレーニング」です。

「軸」の全ての概念を含む

支持軸は広い意味では「脳神経系によるシステム」そのものを指します。

身体能力を高める「軸」という概念はこの「脳神経系によるシステム」によって生まれます。

軸の概念は、

⚫︎中心軸
⚫︎側軸
⚫︎体軸
⚫︎重心軸
⚫︎運動軸

など自由にいくらでも作ることができます。同じ用語を使用としていても提唱者によってその定義は異なっています。

ですが、「支持軸」という「脳神経系のシステム」と捉えることで全ての「軸」を説明することが可能となります。

また、様々な定義の「軸」を再現することができます。

つまり、誰でもその「軸」を身につけることができるということです。

これが「4つの支持軸理論」を活用する最大のメリットの1つです。

「軸」を神格化していたり、あまりにも抽象的すぎる捉え方をしていると検証することができませんので当然身につけることができません。あくまでも比較できる環境が必要です。

つまり、「〇〇先生はこう言っている」というような曖昧な論拠ではその先生がどのように「軸」を体現しているのかが不明なので検証することはできません。但し、この場合には「軸」を使って生じる現象を再現するといった間接的な検証は可能です。

最優先事項

「4つの支持軸理論」ではまず脳神経系のシステムをONにして、支持軸の基本を使うことを学ぶ必要があります。

基本の3段階
①道具を使って各支持軸を通す
②意識操作により各支持軸を通す
③各支持軸の基本を使えるようにする

①道具を使って支持軸を通す

⚫︎足半草履
⚫︎輪ゴム

などを使用して支持軸を身体に通します。

この点について▼リンク先の動画にて説明していますのでご参考にして下さい。


②意識操作により支持軸を通す

道具を使い支持軸の感覚を掴んだ次の段階では道具に頼らずに意識操作によって支持軸を身体に通します。

身体には「意識ポイント」と呼んでいる4つの支持軸を自由に身体に通す部位がいくつか存在します。

その「意識ポイント」を意識によって活性化させるることで意図した「支持軸」を身体に通します。

まずは先天的に身体に通している支持軸に関する「意識ポイント」を活性化することで支持軸自体が強化され、その支持軸の特徴を使いやすくなります。


③4つの支持軸の基本を使えるようにする

基本の3段回目は、支持軸を適切に使います。

各支持軸にはその支持軸を強化させる特徴的な動作が存在します。

⚫︎機能的動作(スイッチ動作)
⚫︎パワー・ポジション

というのがそれです。

支持軸が適切に使えるようになると下記の動画のようなデモンストレーションが誰でもできるようになります。

▼「内側軸(1軸)」を使ったデモンストレーション

▼「中間内軸(2軸)」を使ったデモンストレーション

▼「中間外軸(3軸)」を使ったデモンストレーション

▼「外側軸(4軸)」のデモンストレーション
※試合ではなくこうした動きがしやすくなるということです。

こうしたデモンストレーションが各支持軸で行えます。

4つの支持軸全てこうした基本的なデモンストレーションを身につける必要があります。

また、ある支持軸用のデモンストレーションを別の支持軸を使って上手くいかないことを知る必要もあります。

不思議なことに当たり前のように簡単に相手を崩すことができたのに、同じ条件で別の支持軸を身体に通して行うと全く相手を崩せなくなります。

この各支持軸の特徴をしっかり理解することが「4つの支持軸理論」を活用する為に最低限必要になります。

恒常的に支持軸を変える

道具や意識操作を使った「支持軸」を通す方法はあくまでも一時的になります。

道具を身につけている時のみ、意識操作をしている時のみということです。

なので先天的に身体に通している「支持軸」を変えることは道具や意識操作という手法ではできません。

ですが「支持軸」は後天的にかつ恒常的に変えることができます。

この恒常的に支持軸を変えるのは基本の3段階が身についた段階でご紹介するようにしています。

何故なら先天的以外の「支持軸」をいきなり恒常的に変えることにはリスク(下記参照)があるからです。

【リスク一覧】
⚫︎めまい
⚫︎違和感
⚫︎落ち着かない
⚫︎興奮(交感神経優位状態)
⚫︎虚脱感(副交感神経優位状態)
など

これは「支持軸」が脳神経系のシステムであることと大きく関係しています。

『恒常的に支持軸を変える方法』はロルフィング®︎や軸トレーニングといった個人セッションのみで条件を満たした方にのみご紹介しています。

応用

基本の3段階がクリアできて「4つの支持軸理論」の専門的な軸トレーニングに入っていきます。

「4つの支持軸」の性質による軸トレーニングのカテゴリー分けは下記の通りです。

⚫︎重心移動系
→支持軸に適したシステムをONにする。パワー・ポジション、機能動作など。
⚫︎構造系
→骨格構造を利用。機能的ポジションシリーズ、抜きポジションシリーズなど。
⚫︎意識操作系
→感覚や知覚を利用。ゼロ軸、全軸、パワー・ポイント、受動知覚など。

メニュー

「4つの支持軸理論」を深く学ぶには『ロルフィング®︎のたちばな』による個人セッションやWSなどを利用してもらう必要があります。

現在の大まかなメニューは下記の通りです。

①個人セッション
②WS、セミナー
③軸トレーニング研究会クラス(軸トレ研究会)

①個人セッション

⚫︎ロルフィング®︎
⚫︎軸トレーニング・セッション

の2つがあります。

⚫︎クライアントさんの身体や状態に必要なアプローチを行う
⚫︎ご紹介できるエクササイズ数は限定されている

個人セッション内ではそれほど多くのエクササイズなどはご紹介しません。

また、関心のある軸トレーニングやテクニックを知りたいとご要望されても、だまその段階に至っていないとこちらが判断した場合には、その申し出をお受けできないことがあります。

但し、逆に言えば定期的に通われている方でしたら十分な水準に身体が達しているので、最新のエクササイズを試験的にご紹介して感想をお聞きすることもあります(セッション時間をオーバーするのはこうしたケースです😅)。

②WS、セミナー

⚫︎軸トレーニングWS
⚫︎施術系セミナー

の2つがあります。

⚫︎テーマに適したエクササイズや手法をご紹介します。
⚫︎テーマに適した一通りの軸トレーニングを知りたい方向け。
⚫︎施術系セミナーではここでしかお伝えしない内容もあります。

関心のある軸トレーニングや施術テクニックを知る機会としてご活用いただけます。

個人セッションには内、受講生の身体の変化や違いを比較できる場ともなります。

意外に自分では変化がそれほど起きていないと感じていても、ものすごく大きな変化が起きていることが多々あります。個人セッションではこの変化をこちら側から伝えても素直に受け取ってもらえないケースがよくあります😅

ですが、他の受講生がいるとその方々の身体の変化や対人ワークでの感触の変化、フィードバックによって自身の変化に気がつける機会となります。

他の方の変化に気づくことが、上達に必要な自身の身体の変化に気づくことにつながるのです。

③軸トレーニング研究会クラス(軸トレ研究会)

現在では、主に毎週火曜日に開催しています。

⚫︎「4つの支持軸理論」の最新の原理・原則を知ることができる。
⚫︎各参加者の関心のあるテーマの解決につながる
⚫︎自由な内容、自由な空間です。

この軸トレ研究会にて「4つの支持軸理論」の根幹となる最新の原理・原則が産まれています。

テーマは自由であり、自由に意見を交換し実際にそれが当てはまるのか実際に検証したりしています。

中には、大きな発見ではあっても常識的な理解を超えている場合には先送りにしてお蔵入りしてしまう原理・原則も存在します(最近だと「支持軸テーピング」などがそれです)。

お蔵入りした原理・原則は個人セッションやWSなどではご紹介することはありませんが、この場にいれば知ることができます。

クラスの特性としてWSのように既存の原理・原則については詳細に説明することは時間的にできませんので単発でのご参加には向いていませんが、継続して参加されていくと自然に理解されていきます。

「合気」「入れなくなる間合い」などの武術の謎が「4つの支持軸理論」の原理・原則によって軸トレ研究会にてあっけなく解決する事例が多々あります。

理解するには時間が必要

「4つの支持軸理論」は日々新しい原理・原則の発見、軸トレーニングの開発が進んでいます。

中には常識的に理解しづらい現象も当たり前のように起こるので、全てを理解使用とするとそれに応じた時間が必要となります。

定期的に個人セッションを受けていただいているクライアントさんに、軸トレ研究会にて発見した新しい原理・原則をご紹介すると、

『理解が追いつきません💦』

と言われることが多々あります😅

「4つの支持軸理論」を学ぼうとした場合には長期的な視点を持ってお好きなメニューをご活用ください。

ひとまず内容を一通り知りたい場合にはWSをご活用いただいたら良いかと思います。

基本はロルフィング®︎

ニーズや時間、予算の関係があると思いますが「ロルフィング®︎のたちばな」ではロルフィング®︎の10回のセッションを受けていただくのをオススメします。

WSでも、軸トイ研究会でも感じるのですが、ロルフィング®︎を受けられた方はやはり身体の変化や理解が早いですね。

やはり「統合」を意図したロルフィング®︎の施術にはエクササイズでは改善できない効果があります。

当然、治療系や慰安を目的としたマッサージなどの施術ではロルフィング®︎の代用になりません。

ロルフィング®︎が母体となっている「アナトミー・トレイン」や「筋膜リリース」もセミナーを以前受講して体験していますが「統合」が抜け落ちてしまっているので代用になりません

『憧れるだけでは身につかない』

高校3年の秋から身体の探求を開始しました。

20年探求を続け、様々なセミナーを受講してきたわけですが結局「再現性」のあるメソッドは存在しませんでした。

「再現性」とはそのセミナーの指導者と同様の身体や能力を身につけられることです。

結局、指導者はできるけども受講生は5年、10年、20年通ってもできるようにならないケースがほとんどです。

中にはその場で効果が出るものもありましたが、結局はその場だけの効果で家に帰って自分1人だけでは再現できないものもあります。

これは20年かけてもできるようにならないものよりは良いのですが、結局は自分の目的を叶えるものではありませんでした。

こうした経緯から自分が再現性のあるアプローチを作らざる負えなくなった結果生まれたのが「4つの支持軸理論」です。

この理論を使うことによって、20年稽古を積んでもできなかった技があっけなく「4つの支持軸理論」の原理・原則を使うことでできてしまうという経験をここ数ヶ月でも多々経験してきました。

それも自分自身だけでなく、一般のサラリーマンや主婦という方もその場でできてしまうのです。

これはスポーツのトップアスリートの動きも同様です。

もちろん、試合で自由自在に行うのには専門的なトレーニングと専門的練習が必要です。

ですが、これまで憧れるだけで、その憧れるパフォーマンスを身につける具体的な方法はなかったのが、「4つの支持軸理論」を活用することで少しでもそのパフォーマンスに近づける実感を持ってもらえるようになりました。

やはり『憧れるだけでは身につけることはできない』のです。

解決する具体的な手段が必要になります。

終わりに

最初に説明したように「支持軸」とは脳神経系のシステムです。

その脳神経系のシステムを適切に扱うのが「4つの支持軸理論」になります。

この「4つの支持軸理論」により、個人の違いから文化の違い、人種の違いを説明することができるようになります。

少しでも「4つの支持軸理論」にご興味ありましたら、ご興味もったメニューで触れてみて下さい。

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