ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

「身体の使い方」と「文化的特徴」

はじめに

書籍『黒人リズム感の秘密』には日本人と黒人などの文化的なリズム感(動作の特徴も含む)について書かれていますが、こうした文化に関連した身体の使い方の違い(パターン、傾向)についてふと思いついたことがあるので、ここでその考えを記したいと思います。

主導操作系

⚫︎末端主導体幹操作:日本人

手足頭部などの末端を起点にした動きに体幹がついていくような動作パターン。

【代表的な種目】
・合気道
・阿波踊り
・日本舞踊

⚫︎体幹主導末端操作:黒人、白人

体幹を起点にした動きに末端(手・足・頭部)がついていくような動作パターン。

【代表的な種目】
・多くのスポーツ
・ストリートダンス
・バレエ(ラインを重視して体幹を動かさない)

内・外の軸

⚫︎内側軸(母指球支持)優位型:日本人

足の親指付け根の母指球を通るラインで主に体重を支える身体の使い方。中心軸の意識を持ちやすい。前後の移動はしやすく左右のフットワークが苦手。

【代表的な種目】
・日本の剣術、剣道
・伝統派空手
・日本舞踊

⚫︎外側軸(小指球支持型)優位型:黒人、白人

足の小指つけ根の小指球を通るラインで主に体重を支える身体の使い方。体幹主導の動きになりやすい。左右のフットワークがしやすく、前後の移動は苦手。

【代表的な種目】
・ボクシング
・沖縄空手
・野球、サッカー
・ストリートダンス、バレエ

ラインの有無

⚫︎非ライン系:日本人、黒人

【代表的な種目】
・フラダンス
・ストリートダンス

⚫︎ライン系:白人

【代表的な種目】
・バレエ
・社交ダンス

考察

ふと思うままに記して見ましたがこの3つのカテゴリー分けをするだけでも色々な特徴がわかりますね。

「末端主導体幹操作」と「内側軸」、「体幹主導末端操作」と「外側軸」の一致性、相性の良さは面白いと思います。

空手は元々中国の武術の影響を受けて沖縄独自に発展させた武術ですが、もともとの沖縄空手の型などを見ると完全に外側軸(小指球支持型)優位です。

それが、本州にわたって発展していくにつれて現在の一般的に伝統派と呼ばれる流派は内側軸(母指球型)優位の動きになっているのは非常に面白いところです。

一説には空手の試合化の際に剣道を参考にしたということも聞きますが、それも本州の文化が内側軸優位だったからすんなり取り入れられたと考えるのが自然に思えます。

アメリカから伝わった野球においてバッティングやピッチングフォームが日本式に変遷していったのと似ていますね。

日本式バッティング、ピッチングスタイル
▶︎末端主導体幹操作系

メジャー式バッティング、ピッチングスタイル
▶︎体幹主導末端操作系

最近の日本プロ野球では末端主導、体幹主導の混合系が増えている印象です。大谷翔平選手は完全に体幹主導末端操作系になっていますね。

また、日本人がフットワークがあるスポーツ(サッカー、バスケットボールなど)が苦手な印象(どこかぎこちない)が個人的にはあるのですが、それも外側軸が不得意と考えると納得がいきます。

黒人と白人の文化的な違いはラインの有無です。このラインの有無によって同じ体幹主導末端操作系であっても、黒人は体幹が柔らかい印象になりますし、白人はガッシリとした印象になります。

終わりに

まだまだ完全にこの文化的な特徴を把握しているわけではないのでかなり大雑把であり、主観的でもあります。そして、絶対的なものでもありません。

どちらか一方のみを身につけているわけではなくあくまでも「優位な特徴がある」というぐらいに捉えておくとよいのではないかと思います。

但し、こうした文化的な身体運用の特徴を把握しておくと学ぶスポーツやダンス、格闘技などの練習やトレーニングの参考になると思います。

民族舞踊や伝統武術にこうした文化的な特徴がわかりやすく存在しているので今後もこうした視点で観察していきたいと思います。

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