◆4つの支持軸理論による「ロルフィング®︎」「骨力体トレーニング」「軸トレーニング」

「運動神経」と「中心軸の呪縛」

はじめに

運動ができることを俗に「運動神経が良い」と表現されます。

今回はそんな「運動神経」について興味深い映像があったのでご紹介したいと思います。

同一人物です。

▼の2つの動画をまず見て下さい。

この2つの動画は同じ人物【新しい学校のリーダーズのRINさん】です(2つ目は向かって左)。

一方はスポーツ、もう一方はダンス。

RINさんは明らかにスポーツ的な動きは苦手としてそうです。

ダンスはプロ級です(実際にプロのパフォーマーとして仕事をされていますね)。

運動の種類によっては、同じ人物でもこれだけの違いが生じます。

つまり、ある種類の運動が得意でも、別の種類の運動では必ずしも得意である保証はないということです。

こうした運動の種類による違いを動作特異性と個人的には呼んでいます。

中心軸に縛りつけられる

サッカーボールキックの場面では「中心軸」に縛られているのが良く見て取れます。

「中心軸」というと、日本では『身体能力を高める重要な要素』という認識をされている傾向があります。

でも実際には、運動が苦手な人はその中心軸に身体が縛りつけられることが往々にしてあります。

この中心軸に身体が縛りつけられるような現象を「居着き」と呼びます。

再度、サッカーボールキックの動画を見て下さい。

本来なら前方に重心を移動させて、その重心移動による運動量をボールに伝えることで強くボールを蹴ることができます。

ですが「居着き」が起こると重心を身体の中心に合わせようとする無意識の反応が起こる為、頭では前方に行こうとしても後方(中心軸)に重心を残そうとします。

その為に身体に無駄な力みが生じ動きが制限されてしまうのです。

画像にしてみました。

❶→❷→❸→
❹→❺→❻

❹の画像では本来は前方に重心を移動させたいのですが、「居着き」によって上半身を後方に残そうとする反応によって思うように身体をコントロールできなくなっています。

❸の画像ですでに「笑顔」になっていますからRINさんの主観的にはこの時点で上手く身体が扱えないという感覚になっているのが想像できます。

❻の画像では見事に固まってしまっています😅

▼中心軸は黄色のライン

居着かない動き

では居着かない動きとはどのようなものなのでしょうか?

面白いことに「新しい学校のリーダーズ」の別のメンバーが見事に居着きの無いサッカーボールキックを披露してくれています。

▼MIZYUさんの居着きの無いサッカーボールキック

MIZYUさんは「中心軸」に縛られるのではなく「中心軸」並行移動させることができますので重心移動の運動量を適切にボールに伝えることができています。

その為に身体はその場にとどまるのではなく、前方に大きく移動しています。

これは「内側軸(1軸)」による居着かない動きの大きな特徴です。

❶→❷→❸

4つの支持軸の内の1つである「内側軸(1軸)」では、

❶足を踏み込む
❷母趾球で身体を支える(パワーポイント、パワーポジションの活用)
❸中心軸の移動

になります。

非常にわかりやすい動画です。

MIZYUさんがこの動きを自然にできたのか、それとも演出で指摘されて行ったのか非常に興味があります。

いずれにしても居着きの無い動きができないとこうした動作は行えません。

無理矢理に行ったとしたら不自然な力みが出てしまいます。

内側軸(1軸)

中心軸が重要になるのは4つの支持軸の中の奇数軸である「内側軸(1軸)」「中間外軸(3軸)」です。

今回取り上げたRINさん、MIZYUさんは「内側軸(1軸)」です。

ちなみに、偶数軸の「中間内軸(2軸)」「外側軸(4軸)」は側軸が重要になります。

つまり、

奇数軸 ▶︎ 中心軸利用

偶数軸 ▶︎ 側軸利用

になるということです。

ここでは詳細には説明しませんが、これらの違いは簡単なワークで明確に体感できます。

日本だと「中心軸」信仰がありますが、誰にでも有効だと考えないことが重要です。

スポーツに適したダンス

▼のダンスはRINさんのパフォーマンスです。

このようなポッピング、アニメーションと呼ばれるジャンルのダンスは居着いていては絶対に踊ることができません(全くサマにならない)。

但し、このジャンルは「中間内軸(2軸)」タイプのアイソレーション型のダンスなので、スポーツの動きにはなかなか結びつきづらい特徴になります。

新しい学校のリーダーズはかなり激しいダンスの振り付けとなっていますが、RINさんのダンスは丁寧さがみて取れます。これはRINさんがメインとするダンスのジャンルがポッピングやアニメーションからも納得がいきます。

但し、その分体幹部のボックスの形(四角形)を崩さずに維持させているので腕などの表現が他のメンバーと比較すると勢いをあまり感じない傾向にありますね。

そのこともサッカーボールキックなどのスポーツ能力とダンス能力の大きな差になっている要因のように感じます。

スポーツ能力向上にダンスも学んだ方が良いとする考え方が出てきていますが、ジャンルを間違えるとあまり効果的でなくなります。

もしスポーツに活かす為にダンスを学ぼうとするならばジャンルは「ロッキング(パワーロック)」「ハウス」あたりが有効なのではないかと個人的には考えています。

終わりに

今回ご紹介したサッカーボールキックのシーンは▼のミュージックビデオに収められています。

RINさん、MIZYUさん以外のメンバーのサッカーボールキックシーンもありますのでご興味ありましたらご覧ください😁

ATARASHII GAKKO! – NAINAINAI (Official Video)

ATARASHII GAKKO! – NAINAINAI (Official Video)

新しい学校のリーダーズのメンバーはそれぞれ個性がありますが、誰を推すかとなるとRINさんです‼️

色々なギャップにやられてしまいますね😁

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