ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

軸の力の消失と復活

突然軸が消える

先日、突然“軸の力”が使えなくなりました。

ロルフィング®︎のセッションでは合気道や太極拳的な動きの対人ワークで身体の状態や動きの質の確認を行っています。

その説明の段階でのデモをした時のこと。いつもなら軸を通しすと相手の力が抜けていき自然に崩れてくれるのですがこの時は「ガツン」とした手応えがありました。これは一般的な身体使いをした時になる現象。

一瞬よくわからない状態。。。

こうしたワークを始めて試すクライアントさんだったので、「かかりづらい体質なのかも?」と感じてその時は終了。

でも、その後のセッションでもいつもと違います。全く軸を通した時に現れる“軸の力”が発動していないことに気がつきました。

頭に手を触れた状態で相手に前腕部分を掴んで抵抗してもらった状態で歩く軸ウォーキングでは本当に軸の力の無さが顕著になりました。

僕が掴まれると全く歩けない。頭を引き上げる頭部リンク・テクニックを活用しても軸を通そうとしても、脱力しても何をしても全く歩ける気がしない。。。

でもクライアントさんは頭部リンクを使うと歩けてしまう。

軽いパニック状態。

軸が無くなった原因

何が起こっているのかはわからなかったのですが、理由はシンプルでした。

体調不良

その後、軽い微熱と関節の痛み、だるさ、お腹を下す症状が表れました(診断は受けていませんがノロウィルスのようです。1時間毎に水様便がでて1時間毎に目を覚ましてしました(>_<))。

改めて軸を通そうとしても軸が通った時に生じる背骨の反応が全く起こりませんし、その状態を維持するのが本当にしんどいのです。

もし、このまま軸を通せなくなり、軸の力が使えなくなるとロルフィング®︎やWSが開催できなくなると本気で心配になりました。

本当に死活問題です。。。

軸の復活

2日ほど経過すると体調が元に戻っていきました。

するとそれと同期するように軸を通すことにも余裕ができ、背骨のポジションが変わる反応が戻ってきたのです。

「ああ、軸が戻ってきた、、、」

と一安心。

練習会クラスで確認してみると軸の力を使った対人ワークができるようになっていました。

今回の一件でわかったこと

今回の一件で明確になったことは「軸の力」と「脱力」は全く異なるということです。

抵抗された状態での軸ウォーキングでは軸を通すと自分の肩周りの力がゆるんでいく(脱力)のを体感していました。実は、この脱力が「軸の力」の根源なのかと思っていたのです。

でも、実際に体調不調で軸を通すことはできなくとも脱力は意識操作で行うことは可能でした。体感的にも同じ。でも軸ウォーキングはできなかったのです。「ガツン」と相手の力とぶつかってしまう。

確かにこれまでクライアントさんが抵抗軸ウォーキングができたとしてもクライアントさんの身体に脱力の変化を感じたことは無いと疑問に思っていました。

脱力の変化が生じていないのにこちらの抵抗を無効化されてしまうのですから、脱力は軸の力とはまた異なることが推定されます。

さらに、今回の件で、少なくとも抵抗軸ウォーキングでは脱力状態はより軸を強くする要素だとしても、軸の力そのものではないことが体験できました。

軸の力とは?

今回の件でわかったことは「軸の力」と「脱力」とは異なるということ。そして、どうやら背骨のポジションが変わる反応が生じると「軸の力」が発生することからこの背骨の反応が大きく「軸の力」と関係していそうです。

身体の姿勢と軸とは全く関連性はあまり無いことはわかっています。身体がまっすぐでも猫背でも軸を通して「軸の力」を使うことができます。

なので背骨を意図的に動かすことではなく無意識に反応することと軸とは大きく関係していると言えそうです。

ダンスのアイソレーションのように体幹を細かく動かしたとしてもそれだけでは軸は通りません。

でも軸が通るとアイソレーションはしやすくなるのです。

脊柱リンク

軸を強化するトレーニングというのはこれまでかなり抽象的だったのは確かです。直接的にトレーニングできるものは皆無といってよかったと思います(個人単位では気がついている人はいると思いますが世間的に認知は全くされていない)。

それが、

⚫︎肩関節の抜きポジション(肩抜き)

⚫︎股関節の抜きポジション(股関節抜き)

⚫︎軸ウォーキング(頭部リンク)

の各種エクササイズを行うことによって誰でも「軸」を通すことができるようになりました。

これは最低限必要な要素であり、この次の段階としては脊柱の開発をすると一気に軸が強化されます。

上記の3つが身についていないとどんなに脊柱が開発されたとしてもそれが身体の使い方として表れてこない。肩、股関節、首で動きが切れてしまう為。

その脊柱の開発の考え方が「脊柱リンク」になります。

つながりを作った状態で脊柱を開発していくということなのですが、今回の軸を消失した体験からこの「脊柱リンク」というアイディアは正しいと実感しています。

今後の展開

今回の軸の消失と復活の体験は僕自身の身体の探求人生において非常に大きな財産となりそうです。体調不良にならずに軸の消失を体験していなければ、上記のような認識を持つのはかなり先だったと思います。

「軸」についての認識が深まったので先日の練習会クラスでは軸を活用した「突き」の打撃力が一段階高まった感じがあります。

まだまだ本調子ではなく努力感としては軽くなのですがその分全身をまとめる感覚が強くなり、ほんの少し重心の運動量を伝えるだけで結構な打撃力となります。

ひと昔前にワンインチ・パンチというものが流行りましたが、それが簡単にできてしまいました。

それも大抵のワンインチ・パンチは肘を伸ばして相手を押すようなものですが、しっかりとした打撃として行えるのです。

それも練習でそれを身につけたわけではなく、あくまでも軸を含めた「素の身体の使い方」を組み合わせて「こんなことができそう」と閃いて行ってみたら思った通りにできてしまったというのが最近の流れです。

「素の身体の使い方」ができると身体の使い方の発想が自然と閃くようになります。

今後の展開としてはもう軸の消失体験はしたくないので、体調不調で最悪なコンディションであっても軸を通せるレベルにはなりたいと思います。

実は僕の支持している先生が日本ロルフィング協会でWSで開催した際には体調が最悪だったとその数年後に聞きました。その時は「まさかぁ」と思っていました。受けを取っていましたが普段以上に技がキレていましたから。

もしも先生の言う体調が最悪の状態が今回の僕のような状態だったとしたらすごいことだと思っています。

伸びしろはいくらでもありますね‼︎


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