ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

体幹をグニャグニャ動かせてもパフォーマンスは向上しない

現在「4つの支持軸理論」を元にしてロルフィング®︎や軸トレーニングを提供しています。

4つの支持軸とは?

①内側軸(1軸):日本人の軸感覚
②中間内軸(2軸):白人、多くのアジア人の軸感覚
③中間外軸(3軸):ラテン系の軸感覚
④外側軸(4軸):黒人の軸感覚

身体操作についての探求を始めてから20年近くが経過しました。

元々、自分自身の身体能力を高めたいと思ったのがその動機ですが、探求を始めた当初はとにかく身体の脱力や体幹の自由度を向上させれば自然に競技パフォーマンスは向上するものだと思っていました。

ですが、「実体験」と「4つの支持軸理論」の2つの面からこれは完全に間違いということがわかってきたのです。

「脱力」「体幹の自由度」がどれほど高まってもそれを実際の競技に応用させることができない限りパフォーマンスの向上には繋がりません。

▼のリンクは、「胴体力トレーニング」についての記事を書いた際に見つけた記事です。

黒人選手と日本人の体幹の可動性について比較し、日本人は体幹(胴体)を動かすトレーニングが必要と述べられています。

ここで一部転載させていただきます。

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上記はNBAのバスケット選手のダンス動画に対するコメントです。

だから日本人は胴体を動かすトレーニングをたくさん行う必要があります。

とありますが、これがまさに僕自身も持っていた見解でした。

そして多くの方も同様の考えをもっている方がほとんどだと思います。

ですが実際に身体操作系のトレーニングを積んで身体の脱力度や体幹の自由度が高まってもそれに比例したパフォーマンスの向上が現れないという現実が見えてきます。

「4つの支持軸理論」の観点を使うと何故パフォーマンス向上が思うように現れなかったのかがより明確に説明できます。

今回ご紹介したリンク先の記事にわかりやすく表現されています。

 反対に多くの日本人は、この胴体部分の動きが乏しく、
腕や脚の末端に頼った身体操作を行なっています。
そのため高い身体能力を発揮できません。

この

『胴体部分の動きが乏しく、腕や脚の末端に頼った身体操作を行なっています』

の部分ですが、日本人の身体操作の特徴を適切に表現されています。但し、その解釈が実際とは少しズレてしまっています。

黒人と日本人の身体の使い方が同じという前提ならば、その後の日本人が「胴体を動かすトレーニングを多く行うこと」は理に叶っています。

でも実際には黒人と日本人では明確に機能する身体の使い方が異なっているのです。

この身体の使い方の違いを産んでいるのが「4つの支持軸」による違いです。

黒人の多くが使用している支持軸は「外側軸(4軸)」であり、体幹の動きによって重心移動が起こりやすいという特徴があります。

それに対して日本人の多くが使用している支持軸は「内側軸(1軸)」であり、腕や脚といった末端部分で体幹を引っ張るように使う結果として重心移動が起こる特徴を持ちます。

「外側軸(4軸)」では体幹部を起点として動作を行いますが、「内側軸(1軸)」では腕や脚を起点として動作を行うということです。

そして、「外側軸(4軸)」では体幹部を能動的に使えることによって身体機能が発揮されますが、「内側軸(1軸)」ではまず腕や脚という末端部分によって受動的に体幹部は動かされることによって身体機能が発揮されます。

つまり、下記のように身体の使い方が根本的に異なるのです(ある意味で真逆になります)。

黒人の外側軸(4軸)

体幹部:起点 → 腕・脚のコントロール

これを「体幹主導末端操作」と呼んでいます。
日本人の内側軸(1軸)

腕・脚:起点 → 体幹部のコントロール

これを「末端主導体幹操作」と呼んでいます。

このメカニズムがわかると日本人の胴体の動きが乏しい理由が見えてきます。

本来は腕や脚といった末端部を起点として体幹部を大きく動かす身体操作をする必要があるのですが(これができていれば黒人とは質感が異なりますが胴体の動きは黒人同様にかなり豊富になります)、明治維新後や戦後の西洋化の習慣の流入によって体幹を固定するという癖が日本中に広まった為に胴体の動きが乏しくなってしまったのだと個人的には考えています。

そしてこれがどんなに体幹を自由自在に動かしてコントロールできたとしても、それが直接スポーツやダンスなどの競技パフォーマンスを向上させるわけではない理由となっています。

日本人の身体能力が低い傾向があるのは、身体の使い方の根幹である「支持軸」に適した身体操作が文化的に消失していることが1番の問題です。

実際に「内側軸(1軸)」に合った身体操作である「末端主導体幹操作」のトレーニングを行うと途端に胴体の自由度が現れ、パフォーマンス向上につながります。

この各支持軸の特徴は脳神経系の運動プログラム的に設定されていることなので「内側軸(1軸)」を使いながらそれに適さない体幹主導の動作でパフォーマンスを高めることはできません。

もし日本人が黒人のような動きをしたいと考えた場合には身体の使用する支持軸を「外側軸(4軸)」にする必要があります。

なので日本人がパフォーマンス向上を目的とした場合には、「内側軸(1軸)」に合った身体操作を身につけること、もしくは「外側軸(4軸)」を身につけるという方法が考えられます。
※実際には「他の2つの支持軸」や「競技の支持軸タイプ」も考慮に入れる必要があります。

最後に念押ししたいのですが、

日本人の胴体の動きが乏しいのは胴体を使っていない為ではなく、日本人の使用している「内側軸(1軸)」に合った身体操作(末端主導体幹操作)をしていないからです。

「末端主導体幹操作」が日常的に身につくと体幹部は自然にグニャグニャになり、パフォーマンスに直結するようになります。

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橘隆徳(たちばな たかのり):天才の身体使いに関心があり、独自に発見した “#4つの支持軸” 理論を元にして日々動作トレーニングを探求しています。日々の思いついたアイディアを呟きます。“#ミドリの天才さん”が好きです。ロックダンス経験者。BJJ始めました(白帯)。
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