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ハイパーボルトプラスと類似品(マイトレックス・リバイブ)の比較

ハイパーボルトとは?

ハイパーボルトとはマッサージツールであるマッサージガンの一種です。

マッサージガンの先駆けとなる商品であり、一般的には正規品と呼ばれることが多いようです。

▼ハイパーボルト

現在、ハイパーボルトのコンセプトを真似した類似品が色々なメーカーから多数販売されています。

週一回のペースで開催している「軸トレーニング研究会クラス(軸トレ研究会)」にて参加者の方がハイパーボルトを持参されてご紹介いただいたのがきっかけとしてマッサージガンに興味を持ちました。

結果としては

⚫︎ハイパーボルトプラス:HYPERVOLT-PLUS(ハイパーボルトの上位機種)
⚫︎マイトレックス・リバイブ:MYTREX REBIVE(類似品)

の二つを購入しました。

今回はハイパーボルト、プラス、マイトレックス・リバイブの使用感等をご紹介しようと思います。

マッサージガンの呪い

前提としてマッサージガンを始めとしたマッサージツールには筋肉の反応を抑制させるマイナスの効果が発生します。これを「呪い」と呼んでいるのですが本記事では「呪い」については省略します。

「呪い」の詳細については▼の2つの記事をご参照下さい。

各機種のスペック

⚫︎HV:ハイパーボルト
⚫︎HV +:ハイパーボルトプラス
⚫︎MR:マイトレックス・リバイブ

HVHV +MR
価格(税込)61,050円73,260円21,780円
回転数(1分間)1,800〜3,1801,800〜3,1802,100〜3,300
回転調節3段階3段階5段階
動作時間2時間2時間2時間
満充電時間6時間6時間3時間
重さ1.1キロ1.3キロ680グラム
パワー60W90W不明
アタッチメント※5種類5種類5種類
ケース別売別売有り

※アタッチメントとはマッサージガンの先につけて実際に身体に触れる部分です。類似品もハイパーボルトを基本としているので数も形もほぼ同じになります。

▼アタッチメント5種:基本的に右端の丸タイプしか使用しない

ざっと性能についてわかる範囲でまとめましたが正直なところ

⚫︎回転数
⚫︎回転調節

はあまり効果とは関係が無いように感じます。

個人的に使用する際には最も低い回転数です。それで十分ですし、回転数を高めても深部に効くわけではなく、それに比例する効果は感じません。むしろ、筋肉へのダメージの危険性が高まるのを感じます。

「ハイパーボルト」と「プラス」では

⚫︎パワー(W)

のみの違いになりますがこれは交互に試すしてみると、感触としてかなり異なります。ハイパーボルトプラスはハイパーボルトの1.5倍のWになりますが、その分効果は高いと個人的には感じます。

感触の違い

実際の使用感覚ですが、マイトレックス・リバイブよりもハイパーボルト系の方が柔らかい感触がします。

振動系のツールなので単独使うとこの違いはあまり気が付きませんが、両者と交互に試すとこの違いは明確です。

マイトレックス・リバイブはピンポイントに効く感覚であり、侵害刺激が強い印象です。揉み返しを感じたのはこちらのみです。ハイパーボルト系では同じように使用していますがこれまで揉み返しを感じたことはありません。

ハイパーボルト系は逆に幅広く浸透する感覚。

この感触の違いについては自分だけでなく軸トレ研究会の参加者からも同様の感想が出ています。

筋肉を弛緩させる効果

実際のマッサージ・ツールとして筋肉をゆるめて弛緩させる効果(脱力ではないことに注意)は明らかにハイパーボルトプラスが1番高いです。

弛緩させる効果ではマイトレックス・リバイブは大きく劣ります。

ハイパーボルト系では、手のひらに実施するとその影響が前腕や腕全体にも浸透します。

手のひらのみの実施なのにその後、腕をゆすってみると腕全体がバランスよくゆれるようになります。

それが、マイトレックス・リバイブでは手のひらのみしか影響しません。それも、一部分のみに効く感じで非常に不快感を個人的には感じます。

安価ということでマッサージガンの一台目はマイトレックス・リバイブを購入しましたが、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)への実施ではハイパーボルトで行ったような弛緩を感じることはできませんでした。

これがハイパーボルトプラス購入を決めたきっかけとなりました。

また、ハイパーボルトを腹部に行うとTシャツへの振動が幅広く伝わるのに対してマイトレックス・リバイブではそれほど伝わりません。

やはり、振動が伝わる(筋肉への弛緩作用が大きい)という意味ではハイパーボルト系が一歩抜きでています。

仕事で使うのなら

当初はロルフィング®︎に活用を見据えてハイパーボルトプラスを購入しました。

結果的にはマッサージガンの「呪い」の作用があるのでパフォーマンスを高める目的であるロルフィング®︎には使えないという判断を現在はしています。

ですが、通常の慰安や治療目的の施術の代わりにはなるように感じます。

もし仕事で使用するとしたらハイパーボルトプラス一択だと思います。

「違いに気がつく力」は必須

今回の記事は実際に3台のマッサージガンを身体に試して個人的に感じたことです。

但し、これは他者が同様に感じるかは「違いに気がつく力」によって異なります。

マッサージガンは振動系ツールなので実施した感触の違いに気付ける人はそれほど多くはないのかもしれません。

また、筋肉の弛緩状態を正確に確認できる人もそれほど多くはないでしょう。

マッサージなどを施術を仕事にしている方々(セラピスト、トレーナー)でもマッサージガンの「呪い」の作用についても気がついている人はネットでは見つかりません。

個人的には

⚫︎ロルフィング®︎、軸トレーニングというパフォーマンス向上を目的とする施術やトレーニングを探求していること
⚫︎知覚・感覚系のアプローチを探求していること
⚫︎3台のマッサージガンを交互に比較できたこと

このような理由からマッサージガンの効果の違いや呪い作用について気がつくことができましたが、そうでない場合には実際に複数台所有しており、身体に試す環境があったとしてもこれらに気がつくことは難しいようです。

こうした身体を感じる力、気づく力に自信がない方でマッサージガンの購入を考えているならば安価なものを購入することをおススメします。

▼これはハイパーボルトと類似品とを比較した動画(前編・後編)になります。

見ていただくと実際に身体で試した感触も目隠しで試した「利きマッサージガン」でも違いがわからないという結論を下しています。

ポイントがわからないとこのように比較しても違いがわからないということはありえる話です。

振動系なので目隠ししたら僕自信も多分わからない可能性が高いと思いますが、ゆるみ度(筋肉の弛緩)について毎回何らかの形で確認をする必要はあるかと思います(^^;;

終わりに

ハイパーボルトプラスを購入してから2週間近く経過しました。
※マイトレックス・リバイブは押し入れに放置しています。

ロルフィング®︎の個人セッションで使用することは諦めましたが、マッサージガンの「呪い」作用が影響しにくい睡眠前に毎日試しています。

実施の仕方は▼の通りです。

⚫︎1番低い回転数
⚫︎軽く身体に触れるだけ(押し込まない)
⚫︎1箇所10秒ほどで十分
⚫︎寝る前に実施(ウォーミングアップとしては絶対に使用しない)

現在感じている効果ですが、筋肉が柔らかくなることは確かです。

同時に軸トレーニングを行っていることの相乗作用がありそうですが、前腕などの関節の動きも目に見えるほどスムーズになってきています。

ここ数日、「4つの支持軸理論」のパワーポジションを使ったジャンプ系のトレーニングを開始しました。

ここ2ヶ月ほど胃の調子を崩しておりブラジリアン柔術の稽古も参加できていませんし、ウォーキング程度しか身体に負荷をかけていません。

このジャンプ系トレーニングでは「ケトルベル」を使って負荷を上げており普通なら筋肉痛が発生してもおかしくないのですが筋肉痛など感じません。

最近の研究では筋肉痛予防にはマッサージが効くことが示唆されているようですが、そうした「筋肉痛抑制」という意味でもハイパーボルトプラスは役立ってくれているようです。

最終的な目的としては「パフォーマンス向上に役立つのか?」を知りたいので今後もしばらく継続してみます。

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