▼リンク先の「意識モード適性化」セッションでは本記事でご紹介した「音楽(曲)の支持軸タイプ」の身体への影響を体感していただけます。
ご興味ありましたら是非どうぞ。
【注意】
本記事の音楽に関する内容は感覚的な説明になります。音楽関係の知識に疎い為に厳密的な説明ではありません。
はじめに
「4つの支持軸理論」を提唱しており、その核となるのが「支持軸」という考え方です。
これまで音楽(曲)にも4つの支持軸のタイプが存在することがわかっていました。
実際にその人の支持軸タイプと同じタイプの曲を聞くことでパフォーマンスが向上し、異なったタイプの曲を聞くとパフォーマンスが低下します。
ですが実際に音楽の支持軸タイプが何によって決まるのかはわかっていませんでした。
それが最近になりわかってきました。
その要因は「リズム」でした。
個人的に現在アイドルのライブに身体操作の勉強として通っています。
そのライブ中にかかっている曲を分析して曲の支持軸と同じタイプに身体的支持軸を身体に通して踊っています。
分析方法は簡単に言えばOリング的な筋反射的方法です。
曲の支持軸タイプを分析していくとその曲の支持軸タイプについて感覚的にリズムの違いがわかってはいました。
ジャンルも推測できる。
でも、それを第三者に説明することが難しかったのですがやっと少しづつリズムの表現の違いということで説明ができるようになりました。
支持軸の基本
支持軸とは簡単に言えば、人間には脳神経学的に4つのタイプがあるという考え方です。
当初は足裏の荷重部位(体重を支持する部位)の違いによって4つのタイプを発見したことから「支持軸」と名づけました。
実際には荷重部位は一つの要素でしかないことが現在わかっていますがそのままの名称を使用しています。
この4つのタイプをそれぞれ、
①内側軸:通常1軸と呼称
②中間内軸:通常2軸と呼称
③中間外軸:通常3軸と呼称
④外側軸:通常4軸と呼称
と名付けています。
支持軸には
❶身体的支持軸:一般的に支持軸というとこれを指します
❷機能的支持軸:発声などのリズムに関与
の2つが存在します。
この❶と❷の支持軸タイプが一致していることを「支持軸一致状態」と呼び身体能力が最も発揮できる状態です。
この「支持軸一致状態」を先天的に身につけている人は競技人口の多い競技のトップレベルにしかいないほど希少性があります(後天的にも特殊な背術によって一致させることができます)。
今回の音楽(曲)での支持軸は❶の身体的支持軸との関係になります。
身体的支持軸と文化
身体的支持軸の4つのタイプは一定でなく、下記のように国や人種によって偏りがあります。
❶1軸(内側軸):日本人に多い
❷2軸(中間内軸):アジア人、白人に多い
❸3軸(中間外軸):プエルトリコ人、ベネズエラ人に多い
❹4軸(外側軸):黒人に多い
そして、その国の民族舞踊で使用されている音楽(曲)の支持軸タイプはその地域の身体的支持軸の多数派と一致しています。
理由としては多くの人が無意識的に音楽(曲)の支持軸タイプと自身の身体的支持軸の支持軸タイプが一致している場合に心地よいと感じる為だと考えています。
また民族舞踊の振付も音楽(曲)とその地域の身体的支持軸の多数派とも一致しています。
ダンスには様々なジャンルがありますが、そのダンスに音楽がある場合その音楽(曲)の支持軸タイプと一致する身体的支持軸で踊るとそのジャンルのダンスは非常に踊りやすくなります。
上記は身体的支持軸と音楽(曲)と振付の関係ですが、身体的支持軸は具体的な動作にそれぞれ特徴があり、その特徴が文化を形成していると考えることができます。
ダンスと身体的支持軸の関係
ダンスの身体的支持軸のタイプは下記になります。
❶1軸:日本舞踊、盆踊り
❷2軸:バレエ、フラメンコ、社交ダンス(スタンダード)、ジャズダンス
❸3軸:サンバ、社交ダンス(ラテン系)、ハウスダンス
❹4軸:ストリートダンスの多く、アフリカンダンス
8ビートと16ビート
音楽(曲)の支持軸タイプを理解する為には最低限の知識が必要となります。
それが「8ビート」と「16ビート」です。
8ビート
ダンスで「1・2・3・4、、、(ワン、ツー、スリー、フォー、、、)」とカウント取る際のリズムです。
歌を歌う際に声を出すタイミングという理解で良いと思います。
16ビートよりも遅いリズムという理解で良いです。
16ビート
ダンスで「1 & 2 & 3 & 4 &、、、」(ワン、エンド、ツー、エンド、スリー 、エンド、フォー、エンド、、、)とカウントをとった場合に「&(エンド)」でもリズムを取ることです。
8ビートの倍のリズム数になります。
8ビートよりも速いリズムという理解で良いです。
ビートの違い
下記の動画の前半が8ビートでリズムを取った場合で、後半の細かくリズムを取っているのが16ビートです。
ここで重要なことは「遅いリズムが8ビート」、「速いリズムが16ビート」これだけです。
各タイプの特徴
音楽(曲)の支持軸タイプの特徴は下記になります
❶1軸タイプ曲:8ビート、各ビート↓
❷2軸タイプ曲:16ビート、各ビート↓
❸3軸タイプ曲:8ビート、各ビート↓↑
❹4軸タイプ曲:16ビート、各ビート↓↑
❶と❸は8ビートが主体となっていることを示しています。曲に「16ビートが無いということでは無い」ことに注意です。8ビートと16ビートは関連し合っていないと表現できます。
❷と❹は16ビートが主体となっています。8ビートと16ビートが関連し合っていると表現できます。
「↓」「↑」は音の方向性を示しています。
ダウンとアップという表現を使うと「↓:ダウン」「↑:アップ」となります。
❶と❷ではダウン(地面の方向に抜けていくイメージ)ですが、❸と❹はダウンしてからアップと言ったように音の方向が逆になります(スーパーボールを地面に投げると跳ね返ってくるイメージ)。
音楽(曲)の支持軸タイプ
下記に各支持軸タイプの音楽(曲)を3曲づつご紹介します。
音楽(曲)の支持軸タイプにご興味ありましたら特徴を頭に入れて聞いてみて下さい。
1軸タイプ曲
8ビート主体で『どっ↓、どっ↓、どっ↓、どっ↓、、、』と地面を単発でビートが打つようなリズムです。
ジャンルで言えば
⚫︎盆踊り
⚫︎歌謡曲
⚫︎演歌
⚫︎トランス
系です。
「マツケンサンバⅡ(松平健)」「星のフラメンコ(西郷輝彦)」も1軸タイプ曲です(笑)
※サンバ系:3軸タイプ曲
※フラメンコ系:2軸タイプ曲
OiSa(ばってん少女隊)
あんたがたどこさ~甘口しょうゆ仕立て~(ばってん少女隊)
Just mean it!(ばってん少女隊)
2軸タイプ曲
16ビート主体で「ダッ↓だッ↓、ダッ↓だッ↓、ダッ↓だッ↓、ダッ↓だッ↓、、、」と連続で地面へビートを打つようなリズムです。
ジャンルで言えば
⚫︎スカ
⚫︎ロック
⚫︎ヒップホップ
⚫︎R&B
⚫︎クラッシック
系です。
おっしょい!(ばってん少女隊)
トライじん(ばってん少女隊)
BDM(ばってん少女隊)
3軸タイプ曲
8ビート主体で「ドッ↓タ↑、ドッ↓タ↑、ドッ↓タ↑、ドッ↓タ↑、、、」とエンドカウントに跳ねる印象のリズムです。
ジャンルで言えば、
⚫︎ハウス
⚫︎サンバ
系です。
YOIMIYA(ばってん少女隊)
My神楽(ばってん少女隊)
bye bye bye(ばってん少女隊)
4軸タイプ曲
16ビート主体で「ズン↓チャ↑、ズン↓チャ↑、ズン↓チャ↑、ズン↓チャ↑、、、」と粘りのある印象のリズムです。
ジャンルで言えば、
⚫︎ファンク
⚫︎ディスコ
⚫︎アフリカンミュージック
系です。
スウィンギタイ(ばってん少女隊)
Killer Killer Smile(ばってん少女隊)
でんでらりゅーば!(ばってん少女隊)
部分で異なる可能性
音楽(曲)の支持軸タイプはその特性上、その曲全てがその支持軸タイプでは無いことに注意が必要です。
特に序盤や間奏で変化がある場合はリズムが変わる場合、同じ曲でもその部分によって支持軸タイプが変わる可能性があります。
手拍子でパフォーマンスが向上する
自身の身体的支持軸と同じタイプの曲を聞くことでパフォーマンスが向上します。
これは自分で自分の支持軸と一致するタイプのリズムの手拍子を取ることでも同じくパフォーマンスが向上します。
こうした現象からも「音楽(曲)のリズムの違いによって支持軸タイプが存在する」ことが確認できます。
手拍子のリズムも下記になります。
❶1軸:8ビート、各ビート↓
❷2軸:16ビート、各ビート↓
❸3軸:8ビート、各ビート↓↑
❹4軸:16ビート、各ビート↓↑
❶はゆっくり、❷は早めの普通の手拍子。
❸と❹は少し難しいらしく手拍子して跳ねる表現を加えます。
意識モードも影響を受ける
「4つの支持軸理論」とは別の理論である「意識操作理論」も提唱していますが、「意識操作理論」の核となる「意識モード」も音楽(曲)の支持軸タイプが関係してきます。
「意識モード」は23種類がありますがこの「意識モード」にも支持軸タイプが存在します。
音楽(曲)の支持軸タイプはこの「意識モード」の支持軸タイプと一致させることでパフォーマンスが向上します。
音楽(曲)の支持軸タイプは身体的支持軸に加えて、「意識モード」が発動している場合は「意識モード」の支持軸タイプと一致させることが重要になります。
身体的支持軸と「意識モード」の支持軸タイプが異なる場合には2種類のリズムでパフォーマンスが向上するということになります。
身体的支持軸と「意識モード」の支持軸タイプが一致している場合とそうで無い場合では違いがあるのかは現在わかってはいませんが今後少しづつ探求を進めていきます👍
終わりに
まだ岡山県にいた時ですがダンスを学んでいたこともあり、音楽やリズムに関心があります。
聴覚情報処理障害の傾向があるので元々聞く能力は非常に低く、基本のリズムを身体で取ることも始めはできませんでしたが。。。
そんなこともあり、身体操作に音楽やリズムの要素を取り入れてます。
最近では音楽とリズムと身体の面白い関係が見つかっています。
⚫︎意識モードが添加された曲
⚫︎誰でも無意識にノレる曲
⚫︎8ビート、16ビートと身体の関係
など。
少しづつブログでご紹介できればと思います。