日本人に適した急がずに早い「天才」の動き

現在「ロルフィング®︎のたちばな」では独自に発見した「4つの支持軸理論」による
ロルフィング®︎や軸トレーニングを提供しています。 

4つの支持軸は▼の通りです。

①内側軸(1軸):日本人の軸感覚
②中間内軸(2軸):白人、多くのアジア人の軸感覚
③中間外軸(3軸):ラテン系の軸感覚
④外側軸(4軸):黒人の軸感覚

TikTokにばってん少女隊のダンス動画が投稿されました。

▼TikTokへのリンク

TikTok - Make Your Day

▼動画をTwitterに乗せました

どうやら元の音源があり、

1.1倍速
1.3倍速
1.5倍速

にし編集した音源を利用したダンス動作です。

注目は向かって右側の希山愛さん(緑の天才さん)。

基本的に1.5倍速になるとリズムが早すぎて体幹を使ったダンス(ストリートダンス系)では間に合わなくなります。

TikTokでは同じ音源を利用したパフォーマンスを見ることができます。

▼の画像は同じ音源を利用したパフォーマンスの動画一覧です。

まだこの音源のパフォーマンスは数が少ないので一通り見比べると色々と学びになると思います。

TikTokでばってん少女隊以外のパフォーマンスを見ていただけるとよくわかりますが、希山愛さん以外誰も1.5倍速ではまともに踊れていません。

ストリートダンス系の体幹を利用した踊り方では最終的にリズムに間に合わなくなります(▼参照)。

体幹を使わない日本人的なダンスでは何とか1.5倍速でも踊り切っていますが、これだと1.1倍速、1.3倍速、1.5倍速とリズムが早くなるにつれて全身の力みが強くなっています。

悪い表現をさせていただくと「体操」的になってしまっています。

でもこれが一般的だと思います。

▼1.5倍速のみを取り出しました。

⚫︎腕の力みの無さ
⚫︎体幹の力みの無さ
⚫︎テンションが音源のリズムの変化にも関わらず変わらない

がよくわかります。

希山愛さんは4つの支持軸の「内側軸(1軸)」を身体に通しています。

そして「内側軸(1軸)」は多くの日本人が使用している軸感覚でもあります。

「内側軸(1軸)」が最も機能する身体の使い方は体幹を意図的に動かしたり、固定するのではなく手足といった末端部分で結果的に体幹を使う方法です。

これを「末端主導体幹操作」と呼びます。

この「末端主導体幹操作」が十分に使えると体幹や手足を力ませることなく自由に表現することが可能になります。

手足といった末端は体幹よりも体重(質量)が軽く自由に動かしやすい特徴があるので、テンポの早い音楽にも問題無くついていくことができます。

リズムが早くなったとしても急がずに早く動けるのが「末端主導体幹操作」の特徴です。

逆に黒人(「外側軸(4軸)」)の身体使いは「体幹主導末端操作」ですが体幹を起点とし結果的に手足を動かす特徴なので早いテンポでは踊れません。

この体幹運動の違いについては七類誠一郎(Tony tee:トニーティー)著「黒人リズム感の秘密」に日本人と黒人のリズム感(身体操作も含む)として書かれています。
※ちなみに「末端主導体幹操作」「体幹主導末端操作」は“ロルフィングのたちばな”の造語です。

希山愛さんはこの「末端主導体幹操作」の理想系を体現していると個人的には考えています。

日本人の身体を最大限機能させるヒントがこの希山愛さんの身体操作にあります。

これが個人的に希山愛さんを「緑の天才さん」と呼んでいる理由です。

この人は本当に天才です‼︎

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