ロルフィングとは10回の施術で全身を整えるアメリカで開発された整体(ボディワーク)です。

筋肉(筋膜含む)へのアプローチは定着度が低くロルフィング®︎に適さない

先週、骨膜リリースセミナー「身体のつながり」を開催しました。

ありがたいことにご要望があり2度目の開催となりました。

基本的には1回目と同内容となりますが若干の変更を加えて見ました。

通常は一部位への骨膜リリースに2分ほどかけていましたが今回は部位によっては3分〜5分と少し長めにかけて見たのです。

結果的には大成功!

時間を長くすることによりかなり身体の変化が大きくなりました。

そしてこれは筋肉や筋筋膜(筋肉を取り囲んでいる筋膜組織)を対象としたテクニックでは起こらない現象です。

骨や骨膜を対象とすることによって大きな変化を起こすことができると個人的には考えています。

筋肉や筋筋膜へのアプローチでは確かにその場での反応の速さは長所です。なので多くの治療系の施術での筋肉や筋筋膜が対象とされることが多いのです(これは関節系のアプローチも含みます)。

しかし、その定着率や変化度は反応の速さに比例して低下する傾向があります。つまり、反応が速いアプローチは大抵その場だけの効果で早いものだと20分もすると元に戻ってしまいます。変化度も時間を長くしてもそれほど変わりはないでしょう。

それが骨・骨膜へのアプローチでは定着率も変化度も高くなります。

元々ロルフィング®︎の筋膜リリース関節系のアプローチ内臓アプローチ神経アプローチ頭蓋仙骨系アプローチ知覚アプローチなど書籍やセミナーで発表されているメジャーなテクニックは一通り学んで体験もしています。

自分の追求するロルフィング®︎を考えた場合にこうしたテクニックは補助的には役立ちますが、メインのテクニックとしては力不足を感じていました。

そうした経緯で骨を取り巻いて付着している骨膜に関心を持ち、骨膜神経学的リリース(略して骨膜リリース)を開発せざる負えなかったのです。

骨膜リリースを開発してから2年ほど経過しましたが、姿勢や動作改善、競技パフォーマンス向上を目的としたロルフィング®︎には骨膜リリースは正解だと思っています。

こうした体感はセミナーを開催すると強く実感します。

通常セミナーではペアになってお互いに交代で施術の練習をし合います。

一般的な施術系のセミナーでは施術を受けた直後は変化を感じますがそれは10分もすると消えてしまうのです。治療を目的とした施術ではそれでよいのだと思いますがロルフィング®︎ではそのように短期的な効果しか持たない施術テクニックでは使い物になりません。

ところが骨膜リリースを使うとどんどん身体が変わっていくわけです。

骨膜リリースセミナーの終了直後が1番身体は良い状態になります(実際にはその後も身体は良い方向に変わり続けていく)。

そして、1部位にかける時間を長くすることによってその変化がより大きくなることが今回のセミナーで確認できました。

なのでセミナー後のロルフィング®︎個人セッションでは1つの部位にかける時間を長くするようにしています。身体の変化はこの方がやはり大きいですね。

今回の骨膜リリースセミナー「身体のつながり」は前回開催した当時はロルフィング®︎10シリーズ(10回のセッションで構成されています)の8〜10回目のセッションで主に使っていた手技でしたが今はロルフィング®︎10シリーズを通してこの手技を使うようになりました。

現在では力みが自然に抜けて体幹と末端のつながりを引き出す関節の位置である抜きポジションシリーズの

⚫︎頭部のポジション
⚫︎肩関節の抜きポジション
⚫︎橈骨の抜きポジション
⚫︎尺骨の抜きポジション
⚫︎脛骨の抜きポジション
⚫︎腓骨の抜きポジション

を使ったワークを開発して骨膜リリースに組み合わせてロルフィング®︎の個人セッションを行なっていますが確実にロルフィング®︎の成果は高まっています。

この抜きポジションを使ったテクニックも時間を長くすると劇的に身体は変わります。

今後は「骨膜リリース」などに関して1部位にかける時間を更に増やしてみて身体の変化が向上するのか、検証していきたいと思います。

もし1部位に10分、15分とかけた方が変化度が高いとなるとロルフィング®︎の構成を再構築しなければいけませんがそれは嬉しい悩みになります。

筋肉や筋筋膜を対象とした場合に時間を増やしてもその場では筋肉がゆるみますがすぐに戻ります。なぜすぐに戻ってしまうのかと言えば脳のプログラムが変わらないからだと考えられます。

その点、骨膜リリースは骨の意識を高めて脳の中の身体図式(ボディスキーマ:無意識が捉えている身体)を変化させ、抜きポジションを使ったテクニックは身体を特殊な位置に置くことによって生じる神経生理学的な変化により生じた身体のつながりによって脳の運動プログラムを変化させるのではないかと考えられます。

今後も色々と試行錯誤は継続していき、自分の理想とするロルフィング®︎を追求していきたいと思います。

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