◆4つの支持軸理論による「ロルフィング®︎」「骨力体トレーニング」「軸トレーニング」

他者をインストールする「憑依テクニック」

はじめに

ロルフィングのたちばなでは「誰でも天才君」と呼んでいるトレーニング道具があります。

これらの道具を使うことによって自然に必要な身体操作が行えるようになるのですが、現在1号〜10号まであります。

その中の一つに「憑依テクニック」があります。

先ほど道具と言いましたがこの「憑依テクニック」だけはテクニックと呼んでいる通り、道具を使わない技法になります。

この「憑依テクニック」を使うことによって憧れの選手やダンサーを身体にインストールすることで身体能力をその憧れの人物に近づけることができます。

今回はこの「憑依テクニック」についてご紹介したいと思います。

誰でも天才君

身体操作系で1番難しいことは「感覚」を体感することです。

「感覚」を身につけないとどんなトレーニングを行っても成果が現れることはありません。

例えば「肩甲骨を使う」についてです。

本当の意味で肩甲骨を使うには肩甲骨の意識を通す感覚が必要になります。

最近でも肩甲骨を使うトレーニングはTwitterなどのSNSで回ってくることが多くありますがそのほとんどは単に肩甲骨を動かすことに終始しています。

もちろん肩甲骨を動かしたいという目的でしたらこうしたやり方でその目的は叶います。ですが、スポーツやダンスでのパフォーマンスを向上させたいという目的の場合では明らかに不十分です(トップレベルの水準との比較)。

ある一定レベル以上のアスリート、ダンサーは明らかに常人とは異なった身体操作をしています。

当然その身体操作では単に肩甲骨を動かすといった動作でも常人とは違った「感覚」を持って身体操作を行なっています。

ここで重要なことは知識があってそのような動作をしているわけではないということです。

常人と同じように肩甲骨を動かそうとしているわけですがその精度がまるで異なるということです。

そしてそのレベルの身体操作を行うための「感覚」を身につける必要があります。

先天的に身につけている天才以外はこの「感覚」を身につけるのに年単位が必要なことが珍しくありません(10年取り組みを継続しても身につけることができないケースが多々見受けられます)。

それがトレーニングツール「誰でも天才君」を使うとその場ですぐにその「感覚」を身につけることができるわけです。

▼「誰でも天才君」についてはこのリンク先をご参考になさってください。

憑依テクニック効果

憑依テクニックを使う効果としては下記の通りです。

▶︎実在の人物をインストールできる
▶︎概念をインストールする(天才、漫画のキャラクター)
▶︎トレーニング効果を呼び覚ます

実在の人物をインストール

これは実在するアスリートやダンサーを身体に取り入れることです。

他者をインストールすると不思議なことに支持軸まで瞬時に変わってしまいます。

以前、フットサルをしているクライアントさんにサッカーのメッシ選手を憑依してもらい実際にボールを操ってもらったことがあります。

その前後で動画を撮影し、比較してみましたが格段に身体のキレが変わっていました。

クライアントさん自身、メッシ選手と同じ「3軸(中間外軸)」なので支持軸の変化による違いはありません。

何より面白いのはメッシ選手を憑依させると途端にボールコントロールができなくなったことです。

それまでボールを安定してコントロールしていたのに憑依した瞬間にボールがあちこちに飛んで行きます。

それはまるでサッカーを初めて行なった人物のようでした‼️

それでも身体自体はサッカーやフットサルの素人が見ても劇的に変わっており、ターンなどはキレキレの印象を受けました。

この現象を分析すると、要はメッシの身体能力にクライアントさん自身のテクニックが全く追いついていなかったことがその理由に挙げられます。

身体能力は劇的に向上したのですが、それ専用のテクニックが身体に身につけていないのでボールを思っている以上に強く蹴ってしまいコントロールできなかったということです。

こうした事例からこの「憑依テクニック」は試合などでいきなり使うと劇薬になることが伺えます。

ですが、普段の練習からメッシ選手を憑依させ、その向上した身体能力に慣れるならば非常に面白いことになるでしょう👍

ダンスをされているクライアントさんのケースでは、憧れのダンサーを憑依させると途端にダンスの表現が変わってしまいました。

ダンス関係だといきなり憑依してもデメリットはないように感じます😁

概念をインストール

身体に憑依させるのは実在の人物以外でも可能です。

例えば、

▶︎天才
▶︎よくがんばった
▶︎漫画のキャラクター

などでも可能です。

天才

「天才」という概念を憑依させると総合的に能力が高まるようです。

サッカーのボールコントロールで確認するとボールと足や身体の位置が理想的な位置になり非常にボールコントロールが安定します。

通常では足を伸ばしたりと言った無理やりな動作があったのが効率的なポジショニングがその場でできるようになります。

これも動画で撮影して比較しましたがその違いは明確です。

がんばった

「がんばった」という概念も同様の効果を産みます。

面白いのは「がんば“れ”」という現在形ではダメだということです。

あくまでも「がんばっ“た”」という過去形でなければいけないということになります。

理由としては「がんばれ」では

「(今がんばって無いから)がんばれ」

と無意識が判断するためだと考えられます。

これは通常の声かけも同様で、日本ではよく「がんばれ」と応援しますが、この声かけだとパフォーマンスが低下することがわかっています。

「がんばれ」ではなく「がんばった」と呼びかけるだけで途端にパフォーマンスが上がります。

漫画のキャラクター

漫画のキャラクターも実在の人物のような効果が産まれます。

例えば、漫画「グラップラー刃牙」シリーズに範馬勇次郎というキャラクターがいます。範馬勇次郎は作中で「地上最強の生物」と呼ばれています。

筋力もずば抜けたものを持っているのですが、範馬勇次郎を憑依させると筋力の発揮がしやすくなるのです。

自分の場合、普段懸垂を行なっているのですが範馬勇次郎を憑依させると途端に数回懸垂できる数が増えます。

おそらく神経の興奮度合いが影響受けたためと思われますが非常に興味深い現象です。

もちろん、身体の限界を超えた筋力は発揮できませんが限界に近づけるようになります。

限界に近い筋力発揮になるので慣れないと翌日の身体の疲労は非常に大きくなるので乱用は危険ですのでこうした危険性を頭に入れておく必要はありますね。

初めて範馬勇次郎を憑依させた時、調子に乗って懸垂したら翌日身体がバッキバキになりました😂

トレーニング効果をインストール

憑依テクニックを使うと「実在の人物」から「概念」「漫画のキャラクター」をインストールできることを紹介してきましたが、それだけでなく動作トレーニングの効果を呼び覚ますことも可能になります。

「誰でも天才君」の道具はそれぞれ特定の身体操作が身につけることができます。それを個人的に「術理」と呼んでいます。

「術理」の中には「背中のシーソー」というものがあります。

これは背中側をシーソーのように使い左右の重心移動を起こす術理です。

の術理「背中のシーソー」を使うとブラジリアン柔術や総合格闘技で知られる「マウントポジション」でも相手をくるっと体勢を変えることが可能になります。

▼この動画のようなことができるようになります。

【マル秘】呼吸と姿勢による、マウント返し!寝ても姿勢は大事です!

実際にはこれは術理「仙骨軸」と「後頭軸」で行なった現象に近くなります。術理「背中のシーソー」はもっと柔らかい感じです。

「仙骨軸」「後頭軸」「背中のシーソー」を組み合わせるとより強力になります。

動画では仙骨を締める欠点を補う為に「呼吸」を利用しているのではないかと推定されますが、上記の術理を使うと呼吸は必要ありません(呼吸を組み合わせるとより強力になるかもしれませんが)。

マウントポジションの返しについての詳細はまた別の記事にできればと思います。

この「背中のシーソー」はかなり身につけるのは難しく、自分自身もまだ身につけていません(骨力体トレーニングの手順で行えば完全に身につけることができますが骨力体トレーニングを自分に施すことはできないのです😭)。

そんな自分でも憑依テクニックを使うと瞬時に術理「背中のシーソー」を使うことができます。

これは「背中のシーソー」の記憶を脳から引き出していると考えることができます。

そして、これは「背中のシーソー」に限定する話ではなく、他の術理全般を引き出すことができるようになります。

こうした「誰でも天才君」の効果を引き出すことができるので道具ではなくテクニックという位置付けですが「誰でも天才君」に取り入れています。

無意識にある記憶

憑依テクニックには条件があります。

それは憑依させる人物や概念を知っていることです。

憑依テクニックは実は自身の無意識の記憶を身体に呼び覚ましています。

なのでどんなに実績のあるアスリートやダンサーでもその人物を全く知らなければ効果は現れません

むしろ身体は分散化の方向に向かいパフォーマンスが低下します。

トレーニング効果を引き出せるのも効果が「無意識の記憶」と捉えると納得できます。

なのでトレーニングをしたことが無い場合には効果を引き出すことはできませんが、一度でも体感した身体の状態ならば、その状態を意図的に呼び覚ますことは可能だと思われます。

スポーツなどでは1度上手くできたとしても再度行うとできないことは多々経験します。合気道などでも偶然全く力を入れていないのに相手が大きく崩れることもあります。

こうした成功体験ができたならその体験にレッテル(名前)をはることで後日再度呼び覚ますことも可能ということです。

もちろん、1度ならば上手く引き出せないこともあるでしょう。ですが数回経験できればかなりの精度で引き出せます。

今後の研究によっては「ゾーン」と呼ばれる極限の集中力で真の能力を発揮した状態を意図的に再現できる可能性はあります。

知らないことはできない

憑依テクニックはあくまでも自身の記憶によるものの再現です。

なので現実世界とは全く関係ありません。

悪くいえば自身の妄想を身体に投影させるわけです。

それによって支持軸や身体操作、メンタルに影響を受けることになります。

これは

⚫︎Oリングリスト
⚫︎筋反射テスト

と同じです。

自身が無意識に思っていることによって反応が異なります。

なので、こうした現象(憑依、Oリングテスト、筋反射テスト)だけで現実の正解を知ることはできません。

施術のテクニックではこうしたテストが用いられている流派がありますが、活用できることは自身の無意識が知っていることだけです。なので施術を受ける側の身体の反応(例えば筋肉など)を目で見たり、手で触れているならばその反応を知ることで施術に活かすことは可能だと思われます。

ですが、ギャンブルに勝ったり、マークシート式のテスト問題で正答を当てることは残念ながらできません。

高岡理論との類似性

高岡英夫氏の提唱する高岡理論では身体意識の図(ディレクト・システム:現在の名称は不明)がありますがこれもこうした妄想を活用したものであると考えられます。高岡英夫氏は超越キカン(漢字が分かりませんが瞑想法の一種らしいです)によって現役の選手から亡くなった方、漫画のキャラクターの身体意識を遠く離れた状態でも分析できるとされています。

この超越キカンと憑依テクニックは似ている部分がありそうです。

憑依テクニックを知るとこうした超越キカンが可能であることは受け入れられるかと思います(ただし、身体意識などの概念が身体能力にプラスになるかは不明です。この身体意識を利用してパフォーマンスが向上したという実証例が提示されていないので、、、)。

終わりに

憑依テクニックを開発してからまだ日が浅いので今後更なる発展があるように思います。

今後は、

⚫︎メンタルトレーニング
⚫︎イメージトレーニング

にも繋がっていくでしょう。

おそらく思考も影響が受けそうなのでビジネスに応用することも可能かもしれません。

例えばスティーブ・ジョブスを憑依させることによって「ジョブスだったらどのように考えるか?」などアイディアや判断に活かすなどです(他者とのコミュニケーションに弊害も生まれそうですが😅)。

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