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量産型「佐川幸義」大量生産化への道

はじめに

身体系の分野の1番の問題は、指導者と生徒との差が埋まらないことです。

これは日本武術などにも当てはまります。

例えば、熱心に10年学んだとしても指導者との差が縮まらないどころか、近づけもしないということはよくみられる光景です。

逆に、スポーツやウェイトトレーニングの分野ではこうしたことは起こりません。

後から来たものが能力を高めて前の世代を超えていきます。

理由としては前の世代で築いた知見を受け渡していく構造になっているからです。

つまりは指導者を超える人物が現れないということはそのメソッドには根本的な問題点がある可能性があるということになります。

それは、

⚫︎メソッドの不完全さ
⚫︎指導者の立場を守ろうとする(自分を抜かれたくない)意識

などが思いつきます。

こうした罠に陥らないようにこれまでサービスを提供してきましたが、昨年10月中旬から提供し始めた「骨力体(旧:抜力体)」では完全にこの問題を克服できたと確信しました。

具体的効果

「骨力体」とはロルフィング®︎のたちばなが提供しているセッションの1つになります。

「マッサージ・フェーズ」と「エクササイズ・フェーズ」を組み合わせて、力みの原因となる筋肉の意識を軽減させ、さらに骨の意識を高めることで身体能力を高めることを目的としたセッションになります。

「骨力体」は現在レベル1〜7まで開発されており、各レベルは6のテーマで構成されています。先のテーマに進むには3回のセッションが必要になります。

レベル1のテーマは▼になります。

レベル1:ベース1
①鎖骨
②股関節A
③肩甲骨A
④股関節B
⑤脊柱A
⑥脊柱B

どのテーマでも受けていただいた皆さんに驚いてもらえています。

1番わかりやすいくインパクトがあるのは肩甲骨Aでしょうか。

最近ではスポーツなどでもパフォーマンス向上のために肩甲骨への関心が一般的になってきました。

肩甲骨をグニャグニャと動かすトレーニングがTwitterでも定期的に回ってきますし、肩甲骨を背中側で立てる「立甲」なども知られるようになってきました。

ですがなかなか肩甲骨を使えるようにはならない様子です。

まず評価が主観や見た目しかないことがその原因に感じます。

「ロルフィング®︎のたちばな」では肩甲骨が使えているかの評価として▼の動画でいうところの「合気下げ」をアレンジしたものを活用しています。

まずは動画をご覧ください。

『合気下げ』秘伝公開

この「合気下げ」を行う際に肘を身体の側面ではなく、後方に移動させたポジションからこのワークを行います。

肘を後方に移動させたポジションにすることによって肩甲骨が使えていないと身体構造的に力が発揮しづらくなります。

実際に行ってみるとわかりますが肩甲骨が使えていないと腕を掴んでいるパートナーを下に押し下げることが全くできません😅

それが肩甲骨に意識を通して肩甲骨で押し下げることができるとパートナーは膝から崩れてしまいます。

これは骨を使った動きに対して、人間は反応しづらくなるという盲点が存在する為です。

これは意図的に肩甲骨をコントロールして動かしても、肩甲骨の意識が通らない限りなかなかできるようにはなりません。

ちなみに、小柄な女性でも肩甲骨の意識が通ればこうした「合気下げ」が普通にできるようになります。腕力は関係がないということです。

むしろ小柄な女性の方が腕力で何かをしようとする意識が少ないので上手くいくと透明で鋭い力が通っていくような感触になり、抵抗する間もなくいつの間にか地面に押し潰されるということもあります😵

この肩甲骨に意識が通る状態を一般の方は体感したことがないのでこうして文章で説明しても実感が湧かないと思います。

ここでは全く質の異なる動きだと理解していただければ良いかと思います。

▼の動画は緑の天才さんと勝手に僕が呼んでいる【ばってん少女隊:希山愛さん】です。

この緑の天才さんは肩甲骨だけでなく鎖骨も明確に使えていますが、自分自身の骨の意識が通るとこうした他者の動きの質も認識できるようになります。

逆に言えば、自分自身の身体のレベルでしか他者を分析できないということでもあります。

僕がTwitterやブログで緑の天才さんをたびたびご紹介させていただきますがおそらく多くの方にとっては

『何がすごいのかわからない????』

という状態だと思います。

でもそれはしょうがない面がありますね💦

緑の天才さんのばってん少女隊でのダンスパフォーマンスを見ても、「新しい学校のリーダーズ」ほど凄さがわかりやすいというものではないですから。

面白いことに「骨力体」などを受けて身体が本質的に変わっていったクライアントさんの多くが、徐々に緑の天才さんの凄さがわかってくるようです。

緑の天才さんの昨年のソロイベントでは誰が見てもすごいソロダンスパフォーマンスが披露されたのですが、映像が存在しないようです、、、残念です。

定着率の高さ

骨力体の1番の特徴は、「身体への定着率の高さ」です。

身体系のメソッドではエクササイズなどを行った直後には身体的変化が生じますが、翌日にはその変化の多くが消失する傾向があります。

なので、多くの身体系メソッドでは数ヶ月から数年単位で取り組む必要があります。

それが「骨力体」では一回45分程度のセッションでの効果で大きく身体が変わるのに加えてその効果が長く持続して身体に定着します。

骨の意識が通った動きができると単純な腕力ではない力(正確には重心の運動量の伝達)を通すことができるようになります。

骨が使えると、単純な押し合いをしても体格さがあっても押し勝つことができますし、身体の可動域が自然に広がる、動作が滑らかになる、骨で立つことができるようになるなどの身体の変化が生じます。

興味深いのはその変化が一時的ではなく、数週間が経過してもそのまま維持される点です。

効果は積み重なる

効果が維持されるだけでなく、効果が積み重なるというのも「骨力体」の特徴です。

同じ日で連続でセッションを受けると受けただけ身体が変化します。

多くのクライアントさんは2〜3連続でセッションを受けられています。

セッション形式の効果

現在最も「骨力体」を受けられている方はレベル4を修了されています。

レベル4に到達すると全く身体のレベルが変わってしまいます。

ですがここまで行かなくともレベル1を修了する時点で僕の身体のレベルを超えてしまいます。

僕自身も骨力体のプロトコル(手順)で自主トレーニングを行っていますが、「骨力体」を受けられているクライアントさんとの差は大きく開く一方です😭

自主トレーニングよりも圧倒的にセッション形式の方が効果が高く、僕自身は僕が行うセッションを受けることが論理的にできません。

毎週かい火曜日に開催している軸トレーニング研究会の参加メンバーは骨力体を受けているのでベテラン全員は完全に僕の身体レベルを超えています。

レベル2以上進んだ方にはどんどん身体レベルで差をつけられている状況になっています。

身体系メソッドの問題点を克服して指導者や主宰者の身体レベルを簡単に超えていくという状況は確保できましたが、当事者としてはやはり悔しいですね😅

終わりに

先日、骨力体のレベル2を受けられているクライアントさんの腕をあらゆるテクニックを利用して抵抗した時のことです。

クライアントさん自身は軽く腕を動かしただけだそうですが、危うく身体が吹っ飛びそうになりました。

危ないと思ってクライアントさんが途中で止めてくれていなかったら頭から床に落ちていたと思われます。

合気の達人として「佐川幸義」という方が居られます。

弟子に身体を掴まれても少し身体を揺すると弟子が吹っ飛ぶという逸話がありますが、こうした現象が逸話ではなく骨力体を受けたクライアントさんができるようになりつつあります。

冗談半分で、

量産型佐川幸義の大量生産化

が目標と呼んだりしていますが、本当に「骨力体」のセッションを重ねると実現が見えてきました。

ちなみに、クライアントさんの中で最も量産型佐川幸義に近いのは軸トレーニング研究会に参加されている50代の小柄な女性です👍

ロルフィング®︎を受けられて合気能力が覚醒していたのですが、「骨力体」を受けられ始めてからからさらに合気能力の向上が加速しています。

まだレベル1の肩甲骨です。

脊柱に到達したらと思うと非常に恐ろしく感じますね((((;゚Д゚)))))))

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