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2022年以降の計画

はじめに

ふとしたきっかけで鍼灸に関心が出ました。

そして、そこから学校関係を調べていくうちに大学院修士課程にも関心が出てきました。

今回はこの辺りをお話ししたいと思います。

鍼灸への関心

もともとはクライアントさんの一言が鍼灸に関心を持つきっかけとなりました。

それは、そのクライアントさんのお姉さんが仕事をしながら夜間の鍼灸学校に通っており、卒業後その鍼をクライアントさんが練習がてら受けているという話です。

この時はまだ「鍼」と「素手の施術」を別物だと捉えていた時期です。二者択一的な偏った考えをもていました。つまりは、両方とも身につけるという発想がなかったわけです。

今となっては何でこんな偏った思考をしていたのか不思議な感じですが、、、。

その後、クライアントさんから鍼を打たれた感想も少しづつセッション内で聞かせていただきました。

背中に鍼を刺すと軽くなる、でも頭部は痛くてギブアップしたとのこと。

この鍼の流派が数百本単位の多数の鍼を打つ「ルート鍼(ルート治療)▼画像参照」というものでした。

この話を聞いて、

⚫︎同じ鍼なのに部位によって痛みが異なること
⚫︎多数の鍼を打つ

ことに関心が出て自分自身も「ルート鍼」を受け始めました。

これまで5回「ルート鍼」を受けており、今後も月2回ぐらいのペースで受ける予定です。

複数回受けるススメ

ちなみに、鍼灸に限りませんがこうした技術を身につけようとした場合に学校に入学する前に自分自身でその技術を体験することをおすすめします。

回数を具体的に言うことは難しいですが一回だけでなく10回以上は受けることをおすすめします。

その技術を仕事にするならばそうしたお金を支払ってサービスを受けるお客さん(患者さん)の気持ちを日々頭に入れて費用対効果を満たすサービス内容を考えるのに役立ちます。

そのサービスの価値を理解していただいてリピートしてくれることで生活が成り立ちます。

逆にその技術(鍼)に関心があり仕事にしたいという人物がそうした治療(セッション)への投資を渋るならばその仕事は成り立たないと考えた方が良いかもしれません。

仕事にしたいと熱意のある人がお金を出さないのですから、一般の方は尚更財布の紐はきついことが予想されます。

でも意外と自分自身でそのサービスを受けるという投資をしない人が多く、それが鍼などの技術を身につけた際の失敗となっている事例は非常に多いように感じています。

「鍼灸師には、なるな系」の本では、

学校説明会では鍼灸は保険が使えると聞いたのに実際には医師からの推薦が必要なので実際に使えない。だまされた。

という内容のものがありましたが、実際に鍼の治療院に通っていればこのあたりのところはわかったはずです。その鍼灸師の方に質問すればより明確になっていたでしょう。

可能性の拡大

素手の施術を行うと大抵は、「分散化」と言う身体の状態になります。

僕自身が提唱している「4つの支持軸理論」では身体の状態が4つ存在することがわかっています。

その1つが「分散化」になります。

この「分散化」の状態では身体の繋がりが一時的に途切れた状態となります。

壁や人と押し合うとわかりやすいのですが、全くこちらの力が伝わらない状態(統合がなくなった状態)になるのです。

この「分散化」の状態は脱力できた感覚になるのですが、身体が統合されていないのでスポーツやダンスなどの練習や試合前に行うとかなりマイナス面が出ることが想定されます。

この身体の「分散化」ですが、鍼を受けても身体は「分散化」されませんでした。

これはかなり意外な感じがして、素手での施術とは全く性質が異なるものなのだなと理解できました。

施術界では「鍼」の代わりに素手での施術(指圧など)が使えると言う考えもありますが、身体の状態に関しては異なる反応が出ます。

こうしたことがわかってくると「4つの支持軸理論」の知見をさらに深めるのに「鍼」は役立つのではないかと思うようになり、ますます「鍼」への興味が高まっていきました。

医療系国家資格

そして、鍼灸師(正確には「はり師」、「きゅう師」)になると医療類似行為者として医療系国家資格の有資格者になります。

有資格者になると一般人では購入できない品物も購入できるようになります。

例えば、「打鍼(うちばり、だしん)」という単なる金属の棒も正規ルートでは有資格者にしか販売してくれません(メルカリで入手できますが😅)。

打鍼は▼画像のものです。

また医療系の国家資格を持たないと参加できないセミナーもあり(当然「鍼」のセミナーは参加できません)、学びの幅が広がることになります。

論文にまとめる

鍼灸学校に通うことは目下の目標の1つですが、もう1つが大学院入学です。

大学院に入ってこれまで発見してきた「4つの支持軸理論」を論文にまとめたいのです。

鍼灸学校を調べるにあたって、専門学校と大学の2つの選択を決める必要がありました。

専門学校の方が学費が安いが、大学だと卒論がありもしかすると「鍼」との関係(東洋医学の経絡など)で「4つの支持軸理論」が研究できるのではないかと思いつきました。

ただし、現実的に鍼灸の国家試験の準備をしながら卒論を行い、さらに仕事をしていくのはかなり時間的にも体力的にも厳しいことが想像されます。

そんなことを考えていくと鍼灸の学校を出てから大学院の修士で本格的に「4つの支持軸理論」を研究すれば良いのではないかと思いつきました。

卒論レベルではなく、本格的に研究者レベルで「4つの支持軸理論」を論文にまとめるということで、これが実現できると学術面での影響力を高めることにとが可能になります。

「4つの支持軸理論」の発展を見据えて

「4つの支持軸理論」は各支持軸によって重心移動の幅や特定の動作に特徴があり、人種や文化(土着の踊りなど)、風習の違いを現時点の発見だけでも説明が可能です。

特に、スポーツやダンス、武術などの上達を劇的に高めることができることがわかっています。

ただし問題点としては、いちボディワーカーの自分がどんなに世間に「4つの支持軸理論」を広めようとしてもそれには限界があるということです。

そして、1番の問題点としては僕自身がボディワークの探求を引退するとこの「4つの支持軸理論」の発展はそこで終わることになるということです。

これはこれまでの身体操作系メソッドで実証されています。

そのメソッドの創始者が亡くなるとそこでそのメソッドの発展が止まるのです。

ロルフィングの技術がそうですが、ロルフィング以外でもこうしたメソッドを見つけることは難しくありません。

発展し続けているメソッドを見つけることが難しい現状です。

創始者が亡くなって発展し続けている分野といえば「オステオパシー」ぐらいでしょうか。

この治療技術である「オステオパシー」は創始者のAT・スティルの手を離れて様々な発展を遂げているように見えます(全く異なったアプローチ方法が日々開発されている)。

それ以外だと創始者の生前のメソッド内容から全く変わっていなかったり、他分野の技術を借用してテクニックのコレクターになっていることを発展と勘違いしているケースが多々あります。

借用はあくまでも借用です。

その借用(悪い言い方をすると「パクリ」)の意識では当然そこからの発展はないのでさらに別の技術を借用することとなります。

オリジネーターの説明は明快

ちなみに、その技術が発展しているかどうかはその技術を説明してもらえばすぐにわかります。

借用しているだけの場合は習った時の説明しかできません。

逆に当初は借用でも日々工夫をこらしていると自分自身の言葉で説明できるようになっていきます。

ロルフィングのワークショップを定期的に受けていた時期のことですが、ロルフィングの創始者でアイダ・ロルフの晩年に学んだ方のオリジナルな技術(ボーン・ワーク)を学びましたが非常に説明が明快で楽しかったのを覚えています。

その技術ができた背景などが明快で、その話によってその技術の本質や目的がよく伝わってきました。

学術的な側面での広がりを期待

やはり実践的な側面でその技術やメソッドを発展させていくことはかなり難しいというのが今の認識です。

そこで、実践面ではなく学術面からもアプローチする方法が大学院での論文にまとめる作業です。

1つでも論文にまとめるならば、そのアイディアはその後ずっと存在することとなります。

おそらくはすぐには評価されないかもしれませんが学術的に正しい手順で論文が書けているならば、同じ関心を持った研究者の手に届くような構造になっています(関連分野の論文を読み込まなければ論文は書けない)。

現在「4つの支持軸理論」ではスポーツやダンス、武術への応用性の高い技術から、心理関係、筋力トレーニング、はたまた遠隔でのワークなど胡散臭い現象まで多岐にわたる知見が見つかっています。

ですが論文にまとめるのはこうした応用的なものではなく、最もシンプルな「4つの支持軸理論」についてを研究できたらと思っています。

最もシンプルな人間には

「4つのパターンが存在する」

ということ。

これを客観的にまとめたいと考えています。

このが論文にまとめることができれば研究者間で、

⚫︎上達論
⚫︎トレーニング学
⚫︎バイオメカニクス
⚫︎神経学
⚫︎心理学
⚫︎医療分野
⚫︎体育学
⚫︎認知特性研究
⚫︎施術
⚫︎鍼灸

など様々な分野に広がっていくのではと思うからです。

この広がりは実践的なボディワークの分野では難しいんですよね。

借用で止まってしまう。。。

研究手法

大学院の研究室選びとしては3つの分野を現在考えています。

①バイオメカニクス
②運動神経心理学
③鍼灸

①バイオメカニクス

バイオメカニクスは人体を力学的に研究する分野ですが、「4つの支持軸理論」の各支持軸ごとの重心移動の違いについてはこのバイオメカニクスの研究手法が非常に適しています。

「4つの支持軸理論」の重心移動の特性を客観的に証明できる手法ですね。

人間には4つのパターンが存在することを明らかにするのには1番適していると考えられます。

②運動神経心理学

運動神経心理学は運動学習や運動制御を扱う分野のようです。

「4つの支持軸理論」を発見した経緯としては自分自身がスポーツやダンス、武術の上達率を高めたいという欲求から始まっているので最も自分の関心と一致している分野になります。

ただし、研究手法が抽象的になり「4つの支持軸理論」の明快さが減少する可能性あるように感じます。

重心移動の測定と組み合わせることが可能ならば最も研究したい分野です。

③鍼灸

東洋医学の「経絡」との絡みで「4つの支持軸理論」が研究しやすいのではないかと思います。

もともと大学の卒論で行う研究テーマとして可能性があると考えていました。

ただ、大学院で研究するならばあえてこの分野を選ぶことはないかと考えています。

一応候補としては残している感じです。

大学院入試に向けて

鍼灸学校の入試対策はある程度イメージがつきますが、大学院入試は何を対策すれば良いのかわかっていません。

少なくとも英語は「読み・書き・聞く・話す」の能力を求められるのでTOEICやTOEFLの対策はしていこうと思います。

英語で論文を書く、発表する、質問に答えることを見据えての英語力が必要ということですね。

聞く能力が絶望的なので対策が必要です。。。

現在、志望する大学院研究室を調べている最中ですがある程度確定しいます。

過去問を見ると多数の問題から選択して回答する方式のようです。

パッと問題を見て関心があり、研究に関係がある分野は、

⚫︎バイオメカニクス
⚫︎運動生理学
⚫︎スポーツ障害

の分野です。

一応大学は体育系の学科でこれらの分野を学んできたはずですが、自分の関心があり学んだ領域とやはりズレがあります。

大学時代に関心があったのはウェイトトレーニングなどの応用分野の知見ですが、大学院の入試では基礎となる分野からの出題です。

用語の定義や説明を記述式で求めらていました。

用語自体は基礎的なものなので対策次第ではなんとか対応できそうです。

大学院はすぐにということではなく鍼灸学校の後でいけるタイミングでという感じです。

鍼灸の国家試験では解剖学や生理学、リハビリテーションの内容が含まれるので大学院入試の準備ともなりよりモチベーションが高まりますね。

仕事にあまり関係がない

今後、鍼灸学校と大学院修士課程に進むことを目論んでいるのですが、現時点で両者とも完全に単なる趣味になります😅

おそらく鍼灸師になっても鍼灸治療の仕事はしないと思いますし(ロルフィングなどのセッションでワンポイントで使う可能性はある)、修士を卒業したとしても今の仕事に何も関係はないでしょう。もちろん現時点での話ですが研究者になるつもりもありません。

出費と時間だけが増えて収入には直接的には結びつかないのではないかと考えています。

それでもやらなければいけないことがあるかなと思って計画して進んでいきます👍

終わりに

ひとまずは鍼灸学校を出て鍼灸師になること。

そしてその後に大学院修士課程に進めればと思います。

鍼灸学校は今年の秋の編入試験(もしくは一般試験)が通れば再来年入学ですが、大学院は鍼灸学校卒業後になります。

鍼灸学校時に英語力などを高めることができればと考えています。

つい先日、従姉妹の息子さんが東京大学の学生ということがわかりました😲

わが一族にも、東大生や医師がいるのでそれに勝手に勇気づけられてそのあとに続ければと思いました。

学力だけでなく、金銭面、時間との兼ね合いもあり実現できるかは不明ですが戦略的に取り組むことは非常に興奮します。

明確な目標ができたので日々学ぶのが楽しいです。

仕事が忙しくて、学ぶ時間がないことに関してストレスを感じるようになったのは久々です😁

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