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橈骨と尺骨の意識を通す方法

はじめに

最近、足半草履に関心を持っています。

▼足半草履

足半草履は草履の前側のみのような履物です。土踏まずからカカトは地面にはみ出す構造になっていますが、この形状が動作改善に著しく貢献します。

足半草履を履くだけで重心移動や身体のポジションが整うのですが、足半草履の特徴を活かした動作トレーニングを考案することで、これまでどんなに苦労してもできなかったことが簡単に身についてしまったりします。

基本的に足半草履は足に履く用に作られているわけですが、これだけの効果がでるのなら手でも同じなのではないかと考えました。

さっそく手に装着して動作トレーニングを行なって見ると短時間で上肢が変わってしまいました。

橈骨主体・尺骨主体で支える

四つん這いなどの姿勢では体重を前腕の橈骨と尺骨が支えます。

ここで重要なことが橈骨を主体にして支える「橈骨支持」と尺骨を主体にして支える「尺骨支持」の2つのパターンがあるということです。

理想的にはこの2つは使い分けができると非常に質の高い動作になるのですが、大抵は橈骨と尺骨を中途半端に両方とも使ってしまっています。

このように中途半端に橈骨と尺骨を使ってしまうと腕のライン(軸)が歪むので余計な力みの原因になってしまいます。

それが橈骨もしくは尺骨主体にして体重を支えることができると余計な力みが生じなくなります。

これが橈骨の意識、尺骨の意識が通った状態です。

よく「骨を使え」と言われることがありますが、この骨の意識が通りライン(軸)が通った状態を「骨が使えた状態」と呼ぶのだと個人的には考えています。

足半草履を使うと意識が簡単に通る

でも、橈骨・尺骨の意識を通すことが難しいのです。

様々な工夫をこれまでしてきて橈骨・尺骨の意識を通す動作トレーニングを考案してきましたが、まだまだ改良の余地があることは実感していました。

そこで足半草履を手に装着するというアイディアを試して見たのです。

これが予想以上に効果があったのです。

まだ単純に思いついた動作トレーニング方法でしか検証はできていませんが、少なくとも2分程度行うだけでもこれまで無かった橈骨を通るライン、尺骨を通るラインを感じることができました。

今後の展開

前腕に関しては最近強く力を入れて探求してきた部位ですが、この変化は驚きでした。

今後はこの手に足半草履を装着した効果が自分以外の人にも効果がでるのかの検証やより効果を高める動作トレーニングの開発をテーマとして進めていこうと考えています。

週一回(月4回)のペースで開催している「軸トレーニング研究会クラス」では早速来週から色々と探求してみたいと思います。

終わりに

足半草履は手帳で確認してみると5年ほど前に購入していたようです。

当初は

『一本下駄よりも効果は高いなぁ』

というだけの認識でしたが、最近になり改めて色々と検証してみると世界中のトレーニングツールの中でも最も有効なものの一つではないかと感じ始めています。

但し、足半草履と名前がつくものならなんでもよいかと言えばそうではなく、少なくとも前後の幅が10センチ程度のものでないと効果はあまり期待できません。

また、個人的に使用している足半草履(足半屋製)はAmazonで約6,000円ほどするので気軽におススメできる価格ではありません。

今回の手に装着する発見により、手足同時に活用するとなると2セットは必要になります。

そこで、前回の軸トレーニング研究会クラスの時に参加者の方から教えていただいた2,000円程度のゴム製の足半草履を現在取り寄せています。

もしこれが使えるならば積極的におススメできる価格かと思います。

すでにロルフィング®︎や軸トレーニングWSでは足半草履は自分の中では必須のアイテム化しています。

▼足半草履の不思議な効果は下記のリンクをご参照下さい。

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