緑の天才さんの「内側軸(1軸)」系ダンスの凄まじさ

先日、福岡県へ推しのばってん少女隊希山愛さんのソロライブを1部、2部ともに観覧してきました。

個人的に“緑の天才さん”と希山愛さんのことを呼んでおり、ロルフィング®︎や動作改善の参考とさせてもらっており、「推し」と「先生」という二つの見方をしています。

基本的にブログやTwitterでは「先生」という見方ですね。

そもそも希山愛さんに関心を持ったのはその身体動作の特徴の不思議さに気がついたことでした。

僕自身、ストリートダンスを学んでおり、ストリートのトップダンサーのダンスを繰り返しDVDを見たり、ショーケースを生で見た経験が少なからずありました。

一応ストリートダンスを見慣れていると思うのですが、初めて希山愛さんのダンスを見た時に非常に違和感を感じたのです。

アイドルのダンスなので当然ストリートダンスとは振付や意図は異なるのですが、それ以上の違和感がある。

これは「何だろう???」と探求したくなったのがきっかけです。

実際は腕がゴリラのような重さを感じて怖かった印象があります。漫画でよくある演出の背景のイメージがまさにゴリラだったのです。

背景のイメージがそうだったということ。

もちろん本人は華奢な普通の女の子ですよ!

▼のような感じ

その後、「4つの支持軸」を発見してその違和感の正体がより明確になってきました。

それが日本人の文化的、民族的な身体使いである「内側軸(1軸)」を高度に使ったダンスでした。

ストリートダンスは黒人の文化的、民族的身体使いである「外側軸(4軸)」ですからある意味「内側軸(1軸)」とは真逆の軸感覚ですので、ストリートダンスを見慣れていた自分にとって大きな違和感となるのは当然のことでした。

今回のソロライブは1部と2部という2部構成のイベントでした。その2回目の公演で希山愛さんが歌を歌わずにダンスのみの演目を披露する場面があったのです。

これが衝撃的でした。

▼2部の内容はこちらで確認

曲は「乙女ノ手札」▼

この曲をソロで、今回のみの振付を交えてダンスのみで披露。

映像がオープンにされていないので残念ですが、本当に凄まじかった。

「内側軸(1軸)」の特徴を最大限に活かした表現で、会場全体から驚きの声が上がってました。

「末端主導体幹操作」を土台として各関節を畳むように使い、瞬間移動したような表現です。一瞬こちらの反応が遅れます。

これは体幹と四肢が分離しながらつながっていないとできないことです。

初めて希山愛さんを見た際に「ゴリラ」のイメージが湧いたかたと言えば、このような身体使いができると腕に重みが発生するからです。武術だと重い突きになりますが実際のライブで観客を煽る際に拳を希山愛さんが突き出す動作な正にこの武術の突きそのものです。

ばってん少女隊のライブで度々目の前で見ることができますが、見事な動きと思うと同時にこの拳が当たったらと思うと非常に怖さを感じます。

多分このように思っているファンは僕以外いないと思いますが(^^;;

普段のばってん少女隊のライブでは無かった「内側軸(1軸)」の可能性の高さを見ることができました。

この1曲だけでも福岡に遠征した元は取れましたね。

ソロイベントが終わってからの「軸トレーニング研究会クラス」での新しい発見である「意識ポイントの操作」を使って軸を通す方法を使うと▼の希山愛さんの普通の立ち姿の凄まじさが更に認識できるようになりました。

以前から彼女に透明なラインを感じていましたがやはり「支持軸」と関係があったわけです。

昨年でばってん少女隊のメジャーレーベルの契約が終了してしまったそうです。詳細を知りたい方は▼をご覧ください。

これはソロライブ後に明かにされた情報ですがソロライブ中に

「舞台で歌って、踊るのが好き」
「お客さんがゼロになっても舞台で歌って踊り続けたい」

という決意の言葉を語っておられました。恐らくはこうした状況を背負っての言葉だったのだと思います。

「推し」としても「身体使いの先生」としても売れてもらわないとこちらも困ってしまうので、これからも応援していきたいと思います。

当然、「ばってん少女隊」は推しグループなので、希山愛さんだけでなくばってん少女隊も応援していきます‼︎