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サンクチュアリ出版社様で行ったイベントの動画です。
ご興味ありましたら是非ご購入下さい。
▼2020.08.08:「4つの支持軸理論」の基礎を解説
▼2023.04.01:「4つの支持軸理論」の応用と各種身体操作・意識操作を解説
2022.10.31追記:機能的支持軸の発見
最近これまでの支持軸とは別にもう一つの機能を担当する支持軸が見つかりました。そこで、これまでの支持軸を「身体的支持軸」、新しく発見された支持軸を「機能的支持軸」と呼ぶことになりました。
まだ、できて間もない理論なので今後も新しい知見が発見されていくかと思います。
概要
人間には4つのパターンの脳神経的運動プログラムがあることを発見し、それを発見した経緯から「支持軸」と呼び、その4つの支持軸の特徴を身体のアプローチに活かす考え方が「4つ支持軸理論」です。
「4つの支持軸」は下記の通りです。
①1軸(内側軸):日本人に多い
②2軸(中間内軸):ヨーロッパ人、アジア人に多い
③3軸(中間外軸):ラテン系の国に多い
④4軸(外側軸):アフリカ系(黒人)に多い
各支持軸にはそれぞれ明確な特徴が存在し、動作やリズム感、風習などの違いを産んでいます。
4つの支持軸理論を活用することで、上手くいかない理由が論理的に明確になります‼︎
特徴
「4つの支持軸理論」で重要なことは、各支持軸にはそれぞれに適した動作が存在することです。
支持軸に適さない動作はどれほど練習してもなかなか上手く行うことができません。これは脳神経の運動プログラムとしてそのようになっているからです。
例えば、黒人の支持軸である4軸は左右の重心移動がしやすい特徴があります。なので4軸ではバスケットボールやストリートダンスが自然に行いやすくなります。
逆に日本人の支持軸である1軸は前後の重心移動が得意ですが左右は苦手です。
このことにより日本人がなぜバスケットボールやストリートダンスが苦手なのかが説明できます。
スポーツ、ダンス、武術、施術など分野関係なくその種目と相性の良い支持軸が存在します。
相性の良い支持軸を身体に通して取り組むことによって思っている以上にスポーツやダンスなどの上達がはかどります。
逆に、相性の悪い支持軸を使用している場合にはどれだけの労力と時間を費やしてもなかなか上達できないことになります。
ダンスを例に取ると各ジャンルは下記のような支持軸と相性が良いです。
⚫︎日本舞踊→1軸
⚫︎バレエ、社交ダンス(スタンダード)→2軸
⚫︎社交ダンス(ラテン系)、サルサ→3軸
⚫︎ストリートダンス、カポエイラ→4軸
バレエの世界では日本のバレエと西洋のバレエの違いがよく指摘されるようです。
近年では日本のバレエは独自の教育方法を構築されてきていると言われますがこれは本来2軸系に適したバレエを1軸系のバレエに変換していると考えると非常に納得がいきます。
また、ロシアのバレエの教師を日本に招き日本に指導してもらった結果、怪我人が続出したという話も聞きますがこれは2軸系の指導が1軸系の日本人の身体には合わずに無理を通したことによる結果と考えると説明がつきます。
▼のリンク先の記事では各支持軸を身体に通しているサッカー選手や各支持軸系のダンスをご紹介しています。
支持軸は変えられる
先天的に支持軸は決まっていますが、現在では後天的に支持軸を変えられることがわかっています。
一時的だったり、永久的に変える2つの方法があります。
ご自身の行っている競技と相性の良い支持軸に永久的に変えて、練習やトレーニング時に一時的に相性の良い支持軸にすることによって取り組みの効果を高めることが基本的な戦略になります。
軸の種類
当初、4つの支持軸理論では「軸」の種類は4つでしたが、今ではさらに下記のような3つの「軸」が見つかっています。
⚫︎ゼロ軸:4つの支持軸をオフにした状態
⚫︎全軸:4つの支持軸をオンにした状態
⚫︎中庸軸:骨格構造的に軸を通した状態
これ以外にも、
⚫︎虚の状態:存在感が薄い状態
⚫︎実の状態:存在感が濃い状態
⚫︎分散化の状態:全身の調和が乱れた状態
⚫︎統合化の状態:全身の調和が取れた状態
などの状態の質が存在します。
知覚の身体地図
身体には虚の状態の部位と実の状態の部位が混在しています。
その虚と実の状態を一覧にしたものが「知覚の身体地図」になります。
「知覚の身体地図」は各支持軸ごとの4つのパターンが存在します。
この「知覚の身体地図」を活用することによって、施術やトレーニングをより効果的に行うことができます。
音楽の支持軸タイプ
音楽の曲にも4つの支持軸タイプがあることがわかってきました。
詳細は▼リンク先をご参照下さい。