はじめに
先週と先日にばってん少女隊のアルバム購入特典としてのライブを横浜、福岡にて観覧してきました。
これはアルバム(見んしゃい盤:CDとBDがついています。)にライブのチケットがついており、無料で見れるというものです。
まずは横浜で、その1週間後に福岡で開催されました。これらの特典としてのライブの終了後にはメンバーとハイタッチするというイベントがありました。
福岡でのことです。
個人的にはかなりびっくりすることを聞きました。
相手に衝撃を与えるハイタッチ
福岡での特典ライブが終わり、メンバーとハイタッチをする旨が発表されました。
1週間前の横浜でもハイタッチが行われていたのでここまでは予想通りでしたが、問題はこの後の点です。
横浜では両手でのハイタッチでしたが、福岡では片手とのこと。
理由としては、横浜にてメンバーに強くハイタッチをする人がいたらしいのです。
小柄な十代の女性のメンバーですから大人の男性が軽く行なっているつもりでもその衝撃はかなりのもので、身体を気遣って両手から片手に変更するとのことでした。
これを聞いてかなり驚きました。
相手に衝撃を与えるほどのハイタッチをするのか、、、と。
状況を考えるとスポーツなど選手通しで行うハイタッチとは異なると個人的には考えていましたが、数百人もいると中には同じように行う人がいるということでしょうか。
主導権はメンバーにある
今回のハイタッチではメンバーが横に並んでおり、客側が順々に移動しながらハイタッチするという流れです。
メンバーは数百名の客とハイタッチを連続でしなければいけません。
しかも、客側は一言、二言と言葉を投げかける人もいます。
そうなると一瞬でもメンバーはその客に意識を持っていかれるわけです。
その次の順番の人がこの時に相手の意識がどこに行っているのかを全く無視し、自分勝手に強いハイタッチをしたならば小柄な女性でなくとも身体を痛める可能性があります。
数ヶ月前に有名プロ野球選手がファンに腕を突然ひっぱられて肩を負傷したとする報道がありましたが、鍛え上げられた肉体を持つプロの野球選手でも突然の接触では身体を負傷するのです。
スポーツで得点して喜んでのハイタッチではお互いに意識が一致しているので力強く行なっても対応ができるのです。それでも時々肩を脱臼するというケースがあります。
不特定多数の客と手を合わせるというこのようなイベントの際には主導権はあくまでもメンバーにあると考えることが重要だと思われます。
客側はメンバーが自身に意識を向けてもらうのを待つこと、また客側からは接触しようとせずにメンバーからのハイタッチを待つというのが危険がないやり方ではないかと思います。
もちろん、はがしの役割のスタッフが客側の後ろにいて回転率を高めようとするのでそこには色々なプレッシャーが存在するのですが。
欲求を制御する必要性
個人的にはアイドル文化に触れてまだ日が浅いのですが、ライブに継続して参加してから気がついたことがあります。
それは、『周りへの気遣いが無く自分の欲求を制御できない・しない人』がある一定数いるということ。
例を挙げると、
①横乗りをする
・身体を左右に降ってリズムを取るので後ろの人の視界を定期的に遮る。
②周りの人にぶつかっても気にせずに暴れる
・狭い空間で我が物顔で踊るので横乗りと同様に視界を遮るし、周りの人とぶつかって危険。
③ペンライトを前の人の頭の横に突き出す
・腕を最大限に伸ばして前の人達の頭と頭の間の空間にペンライトを突き出す。これをされると非常にびっくりするのと、かなりの割合で頭部をペンライトがかすめて物理的にダメージを受ける。④つばのついたハットをかぶる
・メンバーへのアピールだと思われますが後ろの人の視界の邪魔になります。など
その他もろもろありますがテンションが高まってしまい一時的に行うことまでは否定しませんが、上記のことを常時していることが問題だと思います。
こうした行為をしている人はそれほど多くありません。ばってん少女隊の現場では少ない方らしいです。他のグループだとかなり酷いところもあるとのこと。
ですがそうした自己の欲求を優先した先に今回のようなハイタッチでメンバーの身体にダメージを与えるようなことを無意識に行なってしまう可能性が非常に高くなるというのは考えられることです。
もちろん、実際にスキンシップに不慣れな為だったり、ハイタッチを強く行うイメージを持っていた為に通常は気遣いができる方が不適切なハイタッチをしてしまったという可能性もあります。
終わりに
職業柄、「相手を傷つけない」ということは最大限の配慮を持って行なっているので、ハイタッチで多少なりとも危険な状況があったというのはかなりの驚きでした。
ロルフィング®︎などを行う際に優先順位を常に意識しています。
それは、
①安全に
②楽しく
③効果的に
どんなに効果があっても身体を痛めるものだったり、楽しくないのなら長くは継続できません。
これは前職での運動指導員時代に学んだ優先順位ですが、ライブ観覧にも当てはまる事柄ですね。